内容説明
ライブハウス、ホール、フェス、カフェ等、ミュージシャンが演奏する場所を拠点に、そのポイント自体、またその周辺、あるいはそのハコから思い出す出来事をエッセイ風にまとめてみました。本書を片手に、ライブスポットをめぐるちょっとした散歩、旅行を楽しんでもらえたならうれしく思います。難しいことは書いていないライトエッセイ風散歩&旅ガイドなので、さくさく読んでいただいて、読み終えたらパッとその場所や周辺へ出かけてみてください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゼロ
103
「散歩の達人」の連載「ハコをめぐるROCKの冒険」をまとめたものです。ライブハウス、ホール、フェス、カフェ等の地を裏話を交えて著者が語っています。読んでいて思うことは、ライブハウスはどんどんと潰れているなということ。味のあるハコが多くあったみたいだが、結構な割合で潰れていた。また楽屋についての言及が多く、打ち上げもハコで行われていた。そして、年齢もあるのか亡くなられる方も多くいるなと感じた。ハコの体験をまとめた本は珍しいと思うので、気になる場所があるなら、早めに行っとくべきでしょう。2020/03/15
ピン
9
オーケンが出演した各地のライブハウスとそれにちなんだバンド業界のあれやこれや。 今年はオーケン関連のライブに色々行こうと思っていたので、楽屋裏の話とか見れるの面白かった。 もう既に閉めてしまったハコも含め、個性的で楽しい。重機で壁を壊して登場したバンドとか、凄いわ…。2018/01/24
ひまりこ
7
そもそもオーケンの歌も作る曲そして文章もみんな好きなのよ。軽み、構成、含羞、年齢、なんていうかね、もう。 ハコにオーケンに会いに行こう。ファンですとか言わない。ただ目撃し、共有するんだ。2020/09/13
nobu23
6
主に東京のライブハウスやホールをテーマに大槻ケンヂ本人の思い出などを語るエッセイ。話が面白いので、場所に思い入れが無くても楽しめる。2020/07/09
まぶりな
6
「散歩の達人」に連載していたライブスポットにまつわるエッセイ。オーケン曰わく、ある程度の年齢になると、楽屋に求めるのは居住性であり、打ち上げも、移動が面倒らしく、出来ればライブ後の会場で済ませたいとか・・・オーケン枯れすぎだろww2017/03/04