内容説明
スティーヴン・キング激賞!「本書は、ほんものの極上品(キャデラック)だ」高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。収入は苦しく誇れる地位もない。そんな彼に暴行容疑で逮捕された資産家の息子から弁護依頼が舞い込んだ。久々の儲け話に意気込むハラーだが……警察小説の名手が挑む迫真のリーガル・サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
158
本書はビジネスライクな弁護士が初めて罪と向き合う物語だ。伝説的名弁護士を父に持つミッキー・ハラーは高級車リンカーンを事務所に複数の案件を請け負い、法廷から法廷へ走り回る。依頼人に有利な判決を勝ち取るのが目的の彼にとって有罪か無罪かは関係なく、誰もが有罪であるとし、検察が掲げた証拠に潜むひび割れを見つけ、いかに覆すか、または刑をいかに軽減するかに腐心する。しかし彼は初めて邪悪な者を前にして、正義を意識する。「無実の人間ほど恐ろしい依頼人はない」弁護士にとって理解しがたい言葉がこの瞬間ハラーに重くのしかかる。2019/01/29
ehirano1
130
「無実の証明よりも依頼人を守ることを優先する」というややアウトロー寄りの主人公弁護士。一見美味しそうな事案が舞い込むも、依頼人から「正義」「職業倫理」「家族の安全」の三重苦を喰わせられる、という驚きの展開。この三重苦にどう立ち向かうのか、かわすのか、屈するのか、気になって仕方ない。2026/04/19
ケイ
127
リンカーン弁護士シリーズ1作目。次作からは読んでいたのだが、どうもイメージが違う。チャラチャラした信念のない交渉で済ませる弁護士か、と思わせられるところだった 。人となりを見せるために色んな被告人を出してくるのかと思ったら、なるほど。バラバラだったものが一気に繋がっていく。さすがにコナリーの作品だと頷ける。感想は後半に。2018/05/06
タツ フカガワ
84
富裕の不動産会社の息子ルイスが女性への暴行と殺人未遂罪で逮捕され、ミッキー・ハラーへ弁護の依頼がくる。ルイスによれば、バーでレジーナに誘われ、彼女の部屋に入った途端、頭を鈍器で殴られ意識を失い、気がついたら警官に手錠をかけられていたという。一方のレジーナは顔面に大ケガを負っていた。まもなくミッキーの調査員ラウルが、バーでレジーナがルイスを誘う様子を映した映像を入手する。ところが公判前にまさかの事実が判明したところで下巻へ。面白い!2025/04/17
KAZOO
82
マイクル・コナリーの本もほかのシリーズは読んでしまい残ったこのシリーズ三作を読み始めました。映画で既に見ていたのであらすじはわかるのですが、さすがにもう少しきめ細かに書かれているような気がしました。法律用語などが出てきて法廷などでのやり取りが多く私はおもしろく感じました。2015/05/28
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