講談社文庫<br> 天使と罪の街(上)

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講談社文庫
天使と罪の街(上)

  • 著者名:マイクル・コナリー【著】/古沢嘉通【訳】
  • 価格 ¥764(本体¥695)
  • 講談社(2018/10発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
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  • ISBN:9784062754767

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内容説明

悪魔からの挑戦状。探偵ボッシュと猟奇殺人犯の息詰まる頭脳戦。ロス市警刑事の私立探偵ボッシュは、仕事仲間だった友の不審死の真相究明のため調査を開始する。ネヴァダ州の砂漠では多数の埋められた他殺体が見つかり、左遷中のFBI捜査官レイチェルが現地に召致された。これは連続猟奇殺人犯、“詩人(ポエット)”の仕業なのか?そしてボッシュが行き着いた先には…

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

413
【原書】ネタバレは避けるが、冒頭のエピソードに引き摺られて、一気読み。City of AngelsとCity of Sinを行ったり来たりするボッシュ。娘への接し方を見ると、ボッシュも人の子なんだな。バディの活躍(?)もファンには嬉しい。珍しく原題よりも、邦題のほうがイケてるんじゃないかと思わせる今作。実際に読んでいるのは:https://bookmeter.com/books/120679102019/08/25

ケイ

132
再読。ボッシュシリーズ⑩ 天使=ロス 罪=ラスベガス が舞台のためにおそらくこの邦題に。心臓のマッケイレブも、ポエットのレイチェルも、ボッシュと比べるとやはり主役としては物足りなかったから、彼らがふんだんに出てくるこの作品は、ボッシュがいても足を引っ張る。それでもリーダビリティは十分なのがコナリーか。バッドラックムーンの彼女もヴェガスのモーテルのお隣にちらりと出てきて、コナリー作品主役がほぼ揃った感じ。ついでに、書店のポスターにイアン・ランキン。コナリー作品の映画に出たイーストウッドまで少し登場。2018/03/07

Tetchy

113
シリーズ記念すべき10作目はこれまでコナリーが発表してきたノンシリーズが、本流のボッシュシリーズと交わる、いわばボッシュ・サーガの要をなす作品となった。とにかく全てが極上だ。味のある登場人物たち、物語の面白さ、謎解きの妙味。ミステリとしての謎解きの味わいを備えながら、シリーズ、いやコナリー作品全般を読んできた読者のみ分かち合えるそれぞれの登場人物の人生の片鱗、そして先の読めない、ページを繰る手を止められない物語自体の面白さ、それらが三位一体となって溶け合い、この『天使と罪の街』という物語を形成している。2018/11/29

KAZOO

56
ハリー・ボッシュシリーズの第10作とは言いながらほかの作品との関連が大きくなってきます。どうもこの小説自体の構成といい、ほかの作品とのかかわりといい、ジェフリー・ディーヴァーを思い出してしまいました。このような感じになると、「ザ・ポエット」も読まないと駄目かなあという気になります。前に出てきた、マッケイレブがいつの間にか…。2015/03/19

巨峰

51
マッケイレブが、このようになることは知っていたのだか、どうしてそうなるのかを知らなかったので、意外感はあった。2022/04/13

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