まんがタイムＫＲコミックス アクアリウム ２巻

著者名：博【著】

芳文社（2018/09発売）

• ISBN：9784832240681

内容説明

アクアリウムをこよなく愛する少女ゆう。高校に入って出会った、何かとちょっかいをかけてくるよしあきと、その幼なじみのさおり。ゆうとさおり、ゆうとよしあき、二つの関係も徐々に縮まり新たに絡まって…。もどかしいほど青春、完結巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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アクアリウムの箱庭世界を、この漫画の少年少女たちの作り物じみた青春に重ね合わせられたなら、もしかすると作品は更にグレードを増したかも知れない。いや、凡百の萌え漫画なら表紙の二人の百合ものになっていただろうし、であれば皮肉めいた批評性も有効だったろう。しかし二人の関係は寸前のシスターフッドで踏み止められている。だからこそクライマックスの、二人の互いを思いやるがゆえの感情の鍔迫り合いが胸を打つわけだ。その推移を繊細な表情で伝える筆致。他に何が必要か。認知度は欲しいが、このまま密かな愉しみでも別にいいかな。

2012/08/31

[草薙静流]

まさにアクアリウムのように透き通った青春群像劇でした。百合要素抜きでさおりとゆうが親友になっていく過程の揺れ動く心情を描ききっていて読み終えて心地よかった。装丁の透明感も素晴らしく隠れた名作と言っても良いだろう。

2011/09/30

[ゆず太]

アクアリウムのように透き通った青春ストーリー、完結巻。友情に恋にとユラユラ揺れ動くゆうが、素直になっていくにつれてどんどん魅力的になっていくさおりが、子供っぽく見えても決めるところでシッカリと決めるよしあきが、淡い想いを秘めながら幼なじみを支えるゆきおが。みんなみんなステキでした。ちほとかよは……ちょっと出番が少なかったですね。物語の内容的には大満足なのですが、ひとつだけ言わせて欲しい。どうしてきららフォワードで連載しなかった……

2011/09/29

[YS-56]

完結。揺れ動く乙女心を満喫できました。これも青春なんですね。

2011/09/28

[ゴミ人間]

まんがタイムきららキャラット連載のなかではかなり好きだったが、絶版になってしまった。非常にショック。