角川ホラー文庫<br> 奇奇奇譚編集部 怪鳥の丘

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角川ホラー文庫
奇奇奇譚編集部 怪鳥の丘

  • 著者名:木犀あこ【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2018/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041073193

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内容説明

連載が佳境を迎え、熊野は最終話を書きあぐねていた。スランプを脱出すべく善知鳥と行った取材先で不思議な声が聞こえるように。やがてある記憶がよみがえった熊野は、善知鳥の前から姿を消す――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あっか

76
2017年日本ホラー小説大賞優秀賞作品、シリーズ第3弾にして完結編です。2話目が不気味というか怖かったー!お話としては切ないんですが。1巻通して熊野と善知鳥が出会うきっかけになった熊野の投稿作品「怪鳥の丘」に通ずる話になっており、最終話でその秘密が明かされます。1巻目から善知鳥が好きですが(ツンデレなところもビジュアルも。笑)ますます好きになりました( ´ ▽ ` )絆が深まって嬉しい!これで熊野のことは知れたけど、善知鳥についてはベールに包まれている部分も多いので外伝で善知鳥スペシャルとか出して欲しい2019/01/31

眠る山猫屋

58
小気味良くシリーズ完結。“見えてしまう”作家・熊野と、その才能に魅せられた辣腕編集者・善知鳥の物語の終着点。“不死”というキーワードが徐々に変幻していく過程が物語を通じて昇華していく感覚は素晴らしい。何故、怪鳥の霊が熊野を追い続けてきたのか、持ち得ない記憶を蘇らせながら独りで立ち向かう決意をした臆病な熊野。ホラーとしての空気も尻上がりに上昇、独特な恐怖表現も面白かった。何より(若干の既視感はあるが)善知鳥と熊野のキャラクターが立っていたのが良い。善知鳥の過去はお座なりになったが。続編(外伝?)を期待か?2021/11/06

sin

54
相変わらずワチャワチャと怖がってはいるがこれは主人公の成長の物語でもあるのだろう?そして作者とどうやら作中作者は究極の怖いものを探しているらしいが…受賞作で視点を変えた霊の解釈を披露した作者は、その習いで今回も新たな切り口のスケールを大きく捉えた霊の在り方を提示するのだが、その内省的な語り口の解説めいた独白に彼が感じ取った恐怖は逆に共感を拒んでいるように思えてならない。恐怖は理屈ではなく、恐怖はただ恐怖として心を蝕むもので、その分析の試みは却って人を恐怖から遠ざけるのかもしれない。2023/05/04

坂城 弥生

32
唐突に前世とか出来てきたな、とは思ったけどめでたしめでたしで終わった。2019/10/01

Mie Tange

21
シリーズ完結編。 今まで曖昧でモヤモヤしてた部分がハッキリとし、 いい終わりだな~とは思う。 でも相方の生い立ち話ぜんぜん無くて残念。 まぁ読むのやめなくて良かったかな(笑)2023/03/28

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