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内容説明
■生物界のオスが教えてくれる
われわれ人類の深遠な真実とは?
最近、人間の世界ではLGBTなど多様性が認められ、
性差がなくなりつつあります。一方、寄生虫をはじめ、
カタツムリ、ナメクジ、ミミズなど、生物界を見渡すと、
雌雄同体の生きものは多く存在します。
■なぜ、人間のように「男」と「女」の
性差を有する生物がいるのでしょうか?
なぜ、「男」と「女」は永遠にわかりあえないのか?
生物の「オス」に注目すると、何と残念な生きものなのだと
思わせる物語でいっぱい!
単独では子孫を残すことができない「オス」の
必死な行動や悲哀の先には何があるのか?
すこぶる興味深い事例がたっぷり詰め込まれた
不思議なオスとメスの世界へようこそ。
■本書の構成
・第1章 生物界は「残念なオス」だらけ!?
男女の役割が激変する日本の社会
なぜ、男は自殺率が高いのか?
もともと動物であったことを忘れてしまった人間
完璧を目指すよりまず終わらせろ
ひたすらモテるために美しく進化したオス
「騙したもの勝ち」のオスとメスの熾烈な世界
メスのわがままに翻弄される生物界のオスたち
すべてのオスは食料品である。
芸術はモテるためにあるのか?
「芸術的センス」と「セックス」の関係
性淘汰における勝者と敗者
モテるためなら命も削る
他
・第2章 人類が選択した「一夫一妻制」の臨界点
「一夫一妻制」が人間を生んだ?
人類はなぜ一夫一妻の道を選んだのか?
自分の子どもが殺されないための秘策
イクメンが一夫一妻制を生んだ説
結婚制度でがんじがらめになった現代人
コウノトリの三角関係
もともとは「障害」を意味した「絆」という言葉
性器の常識を覆したトリカヘチャタテ
他
・第3章 オス不要論
「清潔志向」が生物をメス化させる
精子減少の謎を解く
ひたすら求愛し続けたオスの非情な運命
あまりにも悲惨すぎるオスたち
考えられないほど残酷なトゲオオハリアリの最期
なぜ男が不要になってきたのか?
もうすでにオスという性を失ってしまった生物たち
他
・第4章 残念すぎる「人類」という生物
──オスもメスもみーんな仲良く絶滅する説
同一規格化された家畜はまっさきに絶滅する
こうしてサナダムシは絶滅した
『レッドデータブック』に寄生虫の名を
生物の歴史は絶滅の繰り返し
大量絶滅の後に起こること
もし人間がいなくなったら、地球はどうなるか?
もし人間がいなくなったら、地球はどうなるか? その②
豚なら4頭、サンマなら3041匹
──人間は年間どれくらい食べるか
イースター島から学ぶ絶滅のシナリオ
〝世界の終わり〟まであと2分
・第5章 人類の絶滅を回避する意外な方法
チンパンジーとヒトの遺伝子は99%同じ
人間より優れているチンパンジーの記憶能力
言葉を手に入れた人間が失ったもの
言葉を得た人間はどこへ向かうのか
チンパンジーは絶望しない
他
※本書は2015年6月に三五館から刊行された
『女はバカ、男はもっとバカ』を
改題・加筆および再編集したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
M
しげ
てつのすけ
たまきら
ミライ