内容説明
21世紀になっても、なお、日本人はアメリカ人をきちんと理解できないでいる。そもそも、アメリカとはどんな国なのか。アメリカ人はどういう価値観をもっているのか。堂々たる政治・経済・軍事大国、彼らの底抜けの明るさ、溢れんばかりのボランティア精神……、そのパワーの裏には、じつは、「アメリカ魂」、そしてそれを生み出す「聖書の論理」があった。本書は、そうしたアメリカン・パワーの根幹を徹底的に解き明かすものである。具体的には、「アメリカ人の意識の根底をなす第三の層とは?」「アメリカ人は日本人を差別しているのか」「マイクロソフト社の独占はなぜ許されないのか」「アメリカには陰のアソシエーションが存在する」「クリントンからブッシュへの外交政策転換が見えてくる」など、興味深い項目が並ぶ。今やこの国の精神的基盤なり核心を知ることは、日本人に必須のことである。彼の国の本質を押さえた待望の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
千尋
7
わかりやすい。聖書を自由に解釈する派があることを初めて知った。少し?なところもあったけど、アメリカを見る一つの目として知っておいて損はないかな。英語で聖書を読んでみたくなった。さまざまな解釈の余地がある聖書をもっと知りたい。2014/02/02
1234
2
かなり面白かった。口述筆記かと思えるくらい語り口は軽いが内容は濃い。あと説明がコリン・ウィルソンなみに分り易い。(アダムは完全充電された人間とか・・・)一般的なクリスチャンからすると顰蹙ものらしいのだが聖書を自由に読むという立場からは大歓迎である。ただ著者自身がクリスチャンなので聖書主義やキリスト教のネガティブな側面についての記述は一切無し。しかしここまでアメリカが聖書の論理で構築された国であるということで聖書の理解がなければアメリカ人の政治、文化、行動様式は一切理解できないといっても過言ではないだろう。2011/07/15
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