小学館文庫<br> フィッターXの異常な愛情

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小学館文庫
フィッターXの異常な愛情

  • 著者名:蛭田亜紗子【著】
  • 価格 ¥638(本体¥580)
  • 小学館(2018/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094065565

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内容説明

心も体も変わる、ランジェリーラブコメディ。

広告代理店に勤める32歳の國枝颯子は、うっかりノーブラで出勤したある日、慌てて駆け込んだランジェリーショップ「Toujours Ensemble(トゥージュール・アンサンブル)」で男性のフィッター・伊佐治耀に出会う。
「脚を組むくせがある」「夕食はいつも8時以降」「20歳の頃から5キロ以上太った」「2年以上、恋人がいない」――フィッティングをしただけで、伊佐治は颯子の生活習慣をすべて言い当ててしまう。いい加減な生き方を指摘された颯子は、自分を見つめ直すようになる。
自分の“女らしさ”を否定して生きてきた後輩の百田馨、旬を過ぎたスキャンダル女優の本城夕妃、女装の趣味があるクライアントの大狼社長、出産後のセックスレスに悩む同期の美鈴・・・・・・颯子をとりまく人々も、伊佐治のランジェリーの魔法によって少しずつ変わり始めて――!?
一歩前に踏み出せずにいる女子たちに贈る、前代未聞のランジェリー・ラブコメディ!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

66
たまたま見かけて。うん、良かった!すごく良かった!電車で読んでて泣いた。やばかった。雑居ビルにある女性の下着専門店。その店の男性フィッターと広告会社の女性営業、颯子のお話。こんな風に下着選んだことないな。ちゃんと選んでみたくなりました。下着ひとつで女性が、皆が、輝きだす!仕事も恋も人生も、なかなか思い通りにはいかない。それでもあがいて生きている。2人が想いあっていて良かった!ただ、タイトルには違和感かな。そんな感じてはなかった。2018/10/18

さおり

43
R18文学賞受賞者やし、タイトルや表紙のイラストからも少しエロい感じかもしれないと身構えましたが、全然そんなことなかったです。むしろお仕事小説と言われた方がしっくりくるような。「胸きゅんラブコメ」と書かれていたけど、後半なかなか辛い展開もあったし。まぁ、ハッピーエンドで良かった。読みやすい文章だったので、蛭田さんの他のお話も読んでみたい。2018/12/29

buchipanda3

37
読み心地のいい物語だったなあ。普通のOLさんの仕事や恋愛の日常の泣き笑いを描いた連作集。コメディチックで楽しく読めただけでなく、日頃、溜め込んでしまっている悩みやストレスに効く話でもあった。思わずハッとするような言葉が盛り込まれていて自分を見つめ直すことの大切さを思い出させてくれる。何といっても男性の伊佐治が下着フィッターであるところが面白い。ズバリ言いすぎるけれど相手への気遣いとドクターのように冷静で的確なアドバイスで素直になる颯子の姿にも頷ける。最後はやっぱそうなるかという展開だけど素直に祝福できた。2018/10/07

たるき( ´ ▽ ` )ノ

36
Kindle Unlimitedにて。このタイトルはどうなんだろう・・・?と思ったけど、内容は面白かった。下着ってこんなに意味があるのか〜!興味はあるけど敷居が高すぎる(^_^;)2023/09/03

はるき

29
 艶っぽい表題ですが、何とも可愛い話でした。自分が女性であることが有難く、自分の体を抱きしめたくなる。2019/01/29

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