内容説明
ごくごく普通のOL・山田里美は、今日もいつもと同じ、さして変わらない一日を過ごしていたのだが……。突然、里美の部屋に魔王だという謎の男が現れて、「美味なる食べ物を献上せよ」なんて言いだして!? いえ、今日もお茶漬けを食べますので、美食を求めるあなた様の口には合わないかと――って言ってるのに、満足するまでお茶漬けを献上せよって本気なの!? 平平凡凡なOLと魔王のほのぼのお茶漬けライフ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
62
未知の美食を求め異世界から現れた魔王様と、突然部屋に転移してきた彼に適当に出したお茶漬けが大層気に入られ、毎晩魔王にお茶漬けを献上する専属料理人に就任した普通のOL・山田里美のゆったりお茶漬けライフ物語。梅茶漬け、漬けサーモン茶漬け、きんぴら茶漬け、鮒寿司茶漬け等々、1冊丸ごとお茶漬け成分MAXで、お茶漬けの無限の可能性が広がっていました。傲岸不遜だけど、どんな料理よりも里美の作るお茶漬けに夢中で、お茶漬け作りを手伝いたくてウズウズする魔王と、彼と毎晩お茶漬けを食べる日々を次第に楽しみ始める里美も良かった2018/09/11
メルル
23
お茶漬けをこよなく愛するOL里美の家に、謎の魔王が現れ美味い食べ物を要求。お茶漬けライフが始まる。えっと…、魔王、チョット何イッテルカワカンナイ(笑) 本当にただの我が儘なヒモ男。でも楽しそう。恋の魔王と勇者の対決が通常のパターンと変わりつつあるのが面白い。この対決の続きも見たいし、お茶漬けのバリエーションがどこまで続くのかも見てみたい。お茶漬けってささっと食べるイメージだったけど深い。手間をかけるお茶漬けってのも有り。意外と面白かった。2019/02/22
Kana
19
初読みの作家さん。どのお茶漬けも美味しそうで。久々にお茶漬けが食べたくなった。主人公の里美と魔王の関係がいい。2人のこれからも知りたいので続いてほしい。2018/09/17
chatnoir
17
うわ~お茶漬けをそこまで語るのか、縮めるとオチャヅケな名前の魔王様...魔法能力は高いけど、中身は子供で我儘。でも読友さんが言っていた通り、尻尾がキュート♪高慢な態度と裏腹に揺れる尻尾でしっかり気持ちを見透かされるヌケサクさが可愛い。梅茶漬け、ヅケ茶漬け、キンピラ茶漬け、表現と描写が美味しそう。でも鮒ずし茶漬けはもしかして無理かもしれない(笑)顔、髪、背丈、角、尻尾の描写はあれど、服装の描写が無い。どうしてもタロットな悪魔の下半身ヤギなのを想像してしまうんだけど尻尾がトカゲ???挿絵が欲しかったなぁ(笑)2020/07/10
しましまこ
16
お茶漬け買い。ラブがっ!2018/09/27