内容説明
アーヴの多くは軍士か交易者かの人生を歩むのだが、それに必要な技術は、アーヴの初等学校にあたる修技館で学ぶことになる。そこで伝統的に行なわれている、訓練生へのある行事を、皇族、貴族、士族の立場からそれぞれ描いた「野営」、そして古き地上人とアーヴの関わりを語った、書き下ろし「来遊」等全7篇収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不羈
26
短編集。相性が良くさくさく読み進み、通勤電車の2往復で完読。短編集中力使わず気楽に読めて楽しい。そーいえば、最初に本シリーズを手に取ったとき、恒星間航行をワープ航法とは全く違った概念で創り上げた点にすげー作家がいるもんだと驚いたなぁ。サイン会の時、「もう、病気も完治して問題ない」ってご本人が仰っていたので、本編をこれから意欲的に書いてくれることに期待。2014/04/01
クナコ
19
再読。星界シリーズ短編集第3弾。前巻と比べ、本書には本シリーズを含めて初めてジントもラフィールも出ないせいか、全体に遠くから昔話を聞かされているような印象。本編に近い時間軸の話が一編のみで、その他はアーヴの歴史や登場人物達の過去話。著者は徹底して、アーヴと帝国の仕組みの創作を楽しみ、紹介したがっているようだ。本編シリーズの進みは残念ながら遅い。四方山話を楽しむ時間的余裕は十分にある。2019/06/21
Susumu Miki(Dik-dik)
16
『星界~』シリーズの短編集 第3段。書き下ろしは一作品だけらしいですが、全作品とも初読でした。シリーズ自体を久しぶりに読むので、各アーヴ氏族の家風やアーヴ語を思い出すのに若干時間がかかりました。『~戦旗Ⅴ』で本編が一段落しているのですが、本書も含めて帝国の歴史やアーヴ文化の説明は概ね済んでいると感じているので、以後のシリーズ本編ではストーリー進行により比重を置いて欲しいです(笑)。本書自体の感想としては、アブリアルはアブリアルだし、スポールはスポールでしたが、エクリュアの本来の家風はそうだったんですね…。2014/05/27
霧間
15
いい短編でした。クファディスさんは昔からスポールに振り回されてたんだね。にしてもペネージュさんはいついかなる時もブレない。ノールの歌を聞いてみたい。ドゥヒールくんの家出話はよかった。「われらはそなたを失う覚悟がまだできておらぬ。行くなら、その覚悟をさせてからにするがよい」2014/05/25
dorimusi
14
短編集。最初の野営と最後の来遊が印象的。 野営は旗が盗まれた時のキャラごとの対応の違いがなるほどって感じだったし、来遊はアーヴから生まれたアーヴじゃない人がアーヴになる原点かな?を知れてよかった。 他のも悪くないんだけど人物が思い出せない人もいて、楽しみ切れなかった。ノールの親の話しは良かったけど。ドゥヒールはちょっと……確かにくだらないけど…まぁ厨二的なかんじだよね。。2023/08/14
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