内容説明
生きて戻れ――リィの言葉に送られて、シェラは北を目指す。ついに、ヴァンツァー、そしてファロット一族との死闘が演じられる時が来たのだ！ 一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり、意識を無くした戦女神に、レティシアは微笑みながら歩み寄る。研ぎ上げた必殺の針を手に──
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
79
まるで最終巻みたいだ、と思った題名ですが、なるほどその｢伝説｣ですか。示唆に富んだ表紙でありました。絶体絶命のﾘｨ！そこへ満を持して登場の｢黒｣のお方。これで金銀黒と揃いました。この後に続くｼﾘｰｽﾞの内容もわからないのですが、言ってみました(^_^;)さあ、ﾘｲ救出のお三方、頼みましたよ！こんな時ですのに、例の珍妙なる戴冠式の場面では、吹き出してしまいました。残りあと2冊！2015/06/01
☆よいこ
62
デルフィニア⑯『立ち上がった犬』前半はシェラ主役。ファロット一族との対決、シェラの決断。成長したなぁ。後半は、捕虜となったリィと異世界からのお迎えルウの登場。ウォルとルウの相性がよくて一安心。新しいキャラに絡む女性陣の楽しそうなこと▽あとがきで口絵なしの言い訳。口絵を楽しみにしてたのになくて残念。あとがきでは次回最終巻とか言ってるけど18巻まであるやん～。前巻のフラグ半回収だった(戦場に出る前に結婚話なんてするもんじゃないw)2022/02/06
エンブレムＴ
51
自分が果たすべき役割を全うしようとしている人々の潔さ！それがとても心地良く、なんともいえないカタルシスがある巻でした。リィが捕らわれ、軍としては更なるピンチに追い込まれている状態ではあるけれど、役者が揃い着々と「Ｘデー」に近づいているようなワクワク感がありました。前半はシェラが活躍して嬉しかった！でもでも、「なんてことするのーーー！」という思いも・・・。結果的には良かったんだろうけど・・・・・ぐすん。コンビとして愛でてたのにー。表紙が全てを語ってますが、暗躍組に関しては切なくほろ苦いものが残りました。2010/12/08
昼夜
44
この物語が終わっちゃうと思うとなんだか淋しい。最後に向かって行く先がハッピーエンドであるように、そしてデルフィニアコント国家が繁栄しますように願っています。2011/02/04
きむこ
43
再読。ルウが牢屋に入れられちゃってもリィのいる世界にいるというだけでニコニコしてるのがツボ。2018/01/05
