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内容説明
七一〇年の平城遷都から千三百年。ところが、「奈良」は平城京以降だけではとても語り尽くせない。その遥か昔より「国のまほろば」として栄えていたのだ。古代国家の舞台となった飛鳥や神武帝の橿原の地に始まり、聖徳太子ゆかりの斑鳩の寺社へ――。時代の流れに沿って歩いてみるのも歴史ファンならではの愉しみ方だろう。これまで、奈良の案内書のほとんどは、興福寺、春日大社、東大寺といった奈良公園エリアを中心に紹介している。本書はそんな定番コースでは飽き足らない読者にピッタリ。広く県域を見渡せば、秋篠寺(奈良市)、長谷寺(桜井市)、室生寺(宇陀市)、当麻寺(葛城市)など、ぜひ訪れてみたい名刹も多い。しかし、奈良の寺社は点在しているため見物の効率はよくない。だからこそ、訪問者には二つの道がある、という。遠く隠れた寺のよさを知るか、著名な大寺の隅々まで知るか──。奈良の奥深さを知るための徹底ガイド。「京都の寺社」に続く決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Roadblue
6
大好きな奈良。 いずれ奈良中の寺社巡りをきちんとやりたいと考えています。そのためのガイドブックとして図書館で借りて試し読み。 新書なので文章中心だが多くの寺社が隈なく網羅されている感じ。 写真や地図中心の本も別に買うつもりなのでこれはこれでガイドブックとしては合格かな。2018/09/02
巨峰
5
ざっと読んだ。だけど、本当にこの本を読んだって言えるのは、奈良のお寺をこの本を片手に巡ってからでしょう。まあ、150全部はいかなくていいと思うのだけどw(この段階での感想は、意外に奈良って寺社が少ない気がしました。)2010/03/24
いりあ
4
こんな時なので、せめて本の上だけでも外出したいので…。槇野修の「寺社を歩く」シリーズ第2弾です。今回は奈良の寺社を紹介しています。京都などに比べると地味な印象の奈良ですが、それだからこそ良いところが多いというのが個人的な感想です。有名な寺社だけでなく、小さな寺社もあわせて紹介されているので、自分の足と目で確認しに、散歩に行くのも良いですね。でも、中心部じゃないとそもそも歩いて回るのが困難だったり、交通の便が悪いので注意が必要です。2020/05/04
HANA
4
京都と違って小さな寺社までいれて無理矢理150にしたようにも感じられる。小さな所もみどころはあるが、やはり東大寺、薬師寺といった横綱クラスだなあ、行くのは。読みながらなんとなく奈良をうろつきたくなった。2010/05/16
niz001
3
年の所為か寺社に興味が出てきてるんやけど、全国区で名前が知られてる様なもしくはどのガイドブックでも頁をかなりとってるメジャーな神社仏閣は人も多いし飽き飽きや…という自分に最適。著者の静謐を乱す修学旅行や中年女性を苦々しく思ってるのも好印象w。かなりマイナーな寺社も多い。確かに奈良の寺社はアクセス悪いよなぁ、本数の少ないバスで最寄りバス停についてそこから徒歩1時間とかざらにある。2019/05/15