沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち

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沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち

  • 著者名:藤井誠二【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 講談社(2018/09発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065128275

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内容説明

「特飲街」と呼ばれた売春の街、宜野湾市・真栄原新町。沖縄の戦後史の闇を妖しい光で照らし続け、浄化運動の波に消された街を活写した渾身のルポルタージュ。

目次

序章 眩い街へ、妖しい光へ
第1章 消し去られた街、生の痕跡
第2章 変貌する夜に生きる者たち
第3章 闇社会の収奪システム
第4章 娼婦とヤクザと革命――幻の映画『モトシンカカランヌー』の「アケミ」を捜して
第5章 歴史の底に置かれた売春女性――佐木隆三が見た沖縄
第6章 「レイプの軍隊」と沖縄売春史
第7章 売春街の子どもたち
第8章 浄化の論理と、夜の身体と
終章 作家・沖山真知子の記憶
あとがき、あるいはゴーストタウンの路上でのつぶやき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のんすけ

39
とんでもない物を読んでしまった。沖縄に先日行ったばかりの私の脳裏に、沖縄の青い海が広がり、それと同時に地元のおばちゃたちの笑顔が浮かぶ。あの笑顔の裏には壮絶な沖縄戦を生き抜いて来た人たちの悲しみがあったのだということを、ともすれば忘れてしまっている自分がいた。同じ時、同じ立場にいたら私もそうであっただろう女たちの生き方。忘れてはいけないことだと思う。2018/11/11

ちゅんさん

22
沖縄は青い空に青い海だけの島じゃない、今まで語られなかった闇の一面がある。そしてその闇の中でしか生きてこられなかった人たちがいる、それを“浄化作戦”として消してしまっていいものかどうか。いろいろ考えさせされた。まさに沖縄の「もう一つの戦後史」だ。2018/10/04

くれの

12
夜の街に関わる多くの人々の声の精緻な記録であり、街の本質を多角的に解き明かしたルポです。敗戦後の占領軍基地近くに発生し「沖縄の恥部」と蔑まされ、差別的な浄化運動によって消滅した歓楽街の歴史は悲しみに満ちていました。2019/07/29

アリーマ

12
戦後から最近に至るまでの、沖縄の風俗ビジネス の変遷を追ったルポルタージュ。扇情的な表現は一切なく、淡々と丁寧に事実を追いかけた取材は見事。貴重な記録だ。ただ、細かく語り手が入れ替わったり、同じような話が繰り返されたりするので、読みやすい話では無い。もう少し読みやすく編集する作業があっても良かったのかなとは思った。★★★★ 2019/03/17

lily

11
平和・反戦と観光だけでは語れない沖縄の売春街の歴史。第二次大戦後から本土復帰まで蛮行をはたらく米兵からの「性の防波堤」という側面からつくられる特殊飲食街。真栄原新町に代表されるちょんの間は再開発という名の浄化作戦で姿を消しつつあるが、覆面パトカーに怯えながら細々と生計を立てる女性もいて、その名残はある。そうした声を捉えようと足繁く通う著者に脱帽。沖縄の風俗店で働く女性は離婚しシングルマザーになった女性も多い。その原因が「男が働かないから」と判で押したように同じ答え。仕事が少ないとはいえ情けない限りである。2021/07/14

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