内容説明
感情が表に出ないことを揶揄され「お面女」と陰で呼ばれる面井梓咲(おもいあずさ)はある日、社内保育ルームへ異動を命じられることに。感情豊かな子どもたちに戸惑うなか、ひょんなことからイケメンと人気のシングルファーザー・柚原彼方(ゆはらかなた)と急接近していく。一方、保育ルームではギャルママ・津谷日菜子(つやひなこ)の娘が脱走してしまうトラブルが発生し……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
50
私の頃も、社内に保育ルームが欲しかったな〜。軽く読めてなかなか楽しかった。笑わない新米保育士梓咲の、頑張りや育ちにウルっとくる。資格マニアなところはまるで大前春子さんw【積読66】2021/05/16
ぶんこ
46
無能部長に嫌われて総務人事から社内保育園に異動になった梓咲。保育士の資格は持っているものの、子どもとどう接していいか分からずに右往左往。感情を表に出すことができない、話し方が四角四面で堅苦しい。そんな梓咲を会社の人は「お面」さんと呼ぶ。しかし保育園の園長、同僚保育士が優しいし、なんといっても子どもたちが可愛い。全く懐かなかった「めぐる」君が、抱きしめてあげたことで心を開いてくれたのは最高!どんな言葉よりつよい!裏表のない梓咲さんの幸せを願わずにはいられません。2021/07/17
はるき
34
可愛い女の子が頑張る系の話かと思ったら、結構硬派で面白かった。理屈っぽい新米保育士とイケメン系シングルファザーの始まったばかりの恋。続編の要素がありそうですが、その辺はどうだろうか。2018/10/16
輝rin
8
社内に作られた保育園に移動させられたあずさ。一人で生きていけるように、と選んだ生き方がゆっくりと変わっていくとき、人との触れ合いに意味を見つけるkとができるのかもしれない。2018/09/20
綾乃
7
総務部から社内保育ルームへの突然の移動を言われた梓咲。 社内で「お面ちゃん」のあだ名をつけられるほどの無表情と、園児相手にも敬語でコンプライアンスを説いたりする姿に、始めは園児や保護者に怖がられる。 そんな梓咲だったが、保育ルームで起こる園児たちの騒動を、シングルファザーの彼方の助言をもとに、一歩ずつ子供たちの目線や、保護者の立場になって考え、変わっていくお仕事小説で、不器用ながらも頑張る姿に好感が持てた。 彼方との恋模様や、イケメン親子による梓咲の取り合いなどが起きそうで、次巻を読むのが楽しみ。2020/07/09