内容説明
江戸を震撼させる凶賊「因幡小僧」の正体とは?
若き新参侍の成長を、江戸情緒とともに描く、新シリーズ第二弾!
火付盗賊改方の伊刈運四郎たち「しノ字組」は、白兎の面を被る極悪非道の凶賊「因幡小僧」を追うが、杳として尻尾が掴めない。
火盗改をせせら笑うかのように、次々と大店が襲われる。
仲間内に内通者がいるのか!?
一方、内勤の同心・野々村が質草に流した妖刀・村正が辻斬りに使われたことが判明。
買い手を探る運四郎をなぜか白兎の凶刃が襲う。
運四郎は悩む。
凶賊と闘うのは手柄を上げたいからか、しノ字組の仲間に認められたいのか、己の矜持か?
人は斬りたくない。
しかし、ここは生死もままならぬ修羅場。
運四郎は、生きるために刀を抜く。
絡み合う事件の背後に蠢く巨悪を討て!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
91
火盗改しノ字組「武士の誇り」2巻。伊刈運四郎、今回は危うく命を落としかけましたね、小平太に助けながらもしノ字組に認められたようですね、次巻更なる期待を、それにしても共頭杉腰小平太謎の人ですね。2018/11/22
ベルるるる
17
運四郎の成長物語。1作目でも、そして今作でも運四郎を導いた先輩は死んでいく。長官も、しノ字の組頭もどちらも謎が多い。続きが早く読みたい。2019/05/15
goodchoice
3
第2巻になり主人公も少しは火盗改の中で存在感が出るようになり、読み易くなった。でもまだ小僧っぽいところは残っている。2018/12/01
Masayoshi Arakawa
2
20181008 410 続けて新シリーズ2巻目、期待が持てる今後だ!2018/10/08
アニータ
0
文調はそんなに好みではないのに、展開が気になって最後まで読んでしまいました。それにしても「しの字小平太」、色々思うところがあるのでしょうが、あまりにも部下に対してそっけなさすぎる。みんなは一目置いているようですが、いい上司なのでしょうか。2019/12/10