内容説明
旅の途中で道に迷ったサエバ・ミチルとウォーカロンのロイディは、高い城壁に囲まれた街に辿りつく。高貴な美しさを持つ女王・デボウ・スホの統治の下、百年の間、完全に閉ざされていたその街で殺人が起きる。時は二一一三年、謎と秘密に満ちた壮大な密室を舞台に生と死の本質に迫る、伝説の百年シリーズ第一作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
149
うーむ…S&M→V→四季・秋まで順に読んできた自分としては全く置いてきぼりで、何を読んだのか分からない状態…時は2113年、サエバ・ミチルとウォーカロンのロイディが紛れ込んだ国は女王デボウ・スホはじめ皆カタカナ人名なる不思議な世界…それはSFであって確かにミステリでもある。「いったい、僕はどこから来たのだ?僕は何者だ?」それまさに僕の今の心境(笑)そこに作られる密室は空間的にイメージしにくかったが、誰がどうやっての解明は苦笑しながらもお見事!ここに来てのリンク不明に戸惑いながら彼らをもう少し追ってみよう♬2021/04/22
ehirano1
115
「生と死とあと生物学的何か」(飲茶氏リスペクト)をSFと哲学的要素を以て展開している小説であるように思いました。叙述トリックにやられたと思ったら、それだけでは済みませんでしたwww2024/03/10
セウテス
92
【百年シリーズ】第1弾。近未来、小型飛行機で不時着したミチルとロイディは、森の中の城塞都市に辿り着く。そこは女王が統治する、外部との交流を遮断した密室都市であった。一応殺人事件が起こりミステリ風ではあるのだが、ミステリよりはSF更には哲学的な物語だと思う。好みの分かれる所だが、犯罪を扱うのではなく人の存在意義を扱う様に感じる。人と機械や生と死、己と他などの境い目の、解答を捜しているのではないか。この世界観を魅力的と感じるかどうかだが、私には何ともアバウトで掴み所が無いと感じて仕舞い、入り難い印象が残った。2022/06/28
おたま
60
これまでの森博嗣作品とは異なるミステリー+SFな小説。ただ、このSF部分がかなり特異な世界を作り出している。周囲から隔絶され、独立している「ルナティック・シティ」。女王たるデボウ・スホが統治している。そこを訪れたサエバ・ミチルとウォーカロン(自立型ロボット)のロイディ。女王の住む宮殿で、第一王子のジュラ・スホが扼殺される。その謎を解いていくのがミステリーの側面からの、この物語の中心となる。が、この小説の目指すところはどうもそこにはないらしい。死と生とが不分明なこのルナティック・シティでは、⇒2022/12/30
優希
58
ミステリーですが、SFの要素も絡んでいます。旅の途中で迷い込んだ高い城壁に囲まれた街。完全に閉ざされた中、殺人が起きるのに鳥肌が立ちました。密室の中で生と死の本質に迫るのには息を飲みます。ここには100年の伝説があったのですから。2020/07/13
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