創元推理文庫<br> 人魚と十六夜の魔法

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創元推理文庫
人魚と十六夜の魔法

  • 著者名:白鷺あおい【著】
  • 価格 ¥865(本体¥787)
  • 東京創元社(2018/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488588038

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内容説明

四月、綾乃は無事ディアーヌ学院高等部に進級した。中等部には雪之丞の従妹のまりんや、絵葉の弟大地や、人間の女の子桜子も入学してきた。そんな新学期の慌ただしい一週間が終わったころ、綾乃たちの学年に転校生がやってきた。ロシアから来た礼儀正しい水妖ヴォダーくんは、あっという間にみんなの人気者になった。だが、そのころから学院内で奇妙なことが起こり始める。学院の周辺で不審者が目撃され、寮の部屋からお八つが消える。なにかがおかしい……。妖怪と人間が一緒に学ぶ魔女学校を舞台に繰り広げられる、愉快な学園ファンタジイ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

109
シリーズ2作目。ディアーヌ学園に新入生や転校生もやって来てますます賑やかに。登場人物(妖魅)が多すぎて誰が誰?という場面も。『赤い蝋燭と人魚』の解釈はそういうこともありうるかもねと思えた。風斗の「喜んで、ころこんで」妙に頭に残る(笑)妖魅が現在の日本に住みやすい住居、反対に妖魅の侵入を防ぐための住居の課題は面白そうだったのでこれをもっと深堀して欲しかった。綾乃を巡る雪之丞とアロウのライバル心にはムフフ♡2020/10/29

papako

68
魔法学園シリーズ2冊目。なんか登場人物が増えた!人魚に吸血鬼に転校生にと盛りだくさん。ドタバタ学園ラブコメでね。特に雪之丞とアロウのやりとりは、どう決着するのかしら。この作者さん、おいくつなのかしら。やたらと口調が古臭くなる時がある。作品にはあってるから、わざとかしらね。喜んで!ころこんで!2019/07/17

さつき

62
今回も楽しく読みました。綾乃達も高校に進み、新メンバーも参入して、より賑やかな展開です。人魚伝説にからみ、ヴォジャノイ、ルサールカなどロシアの妖魅も登場。日本海を挟んだ伝承の共有に思いを馳せました。2018/08/22

よっち

50
高等部に進級した綾乃たち。中等部には雪之丞の従妹や絵葉の弟、人間の女の子桜子も入学し、そんな新学期にロシアの水妖ヴォダーが転校してくる第二弾。すっきり終わった前巻からの続巻は嬉しかったですが、小川未明『赤い蝋燭と人魚』を絡めつつ人魚や吸血鬼などのエピソードがあって、新登場した桜子の視点も増えてその事情も語られていたりと、いくつもの描写が並行してやや忙しなかった感も。ただそれらをうまくひとつに収束させてゆく展開は良かったですね。雪之丞はなかなか複雑な状況のようで綾乃の生徒会話も含めて続巻に期待ということで。2018/09/10

はつばあば

49
ちょっとイマイチだったかな。登場人物が多すぎるのか一巻目ほどスイスイとは進まなかった。アロウと雪之丞の絡みがもう少し欲しかった。3巻目はどうだろう。学園生活は楽しいものだが・・女子高では味わえなかった青春を本の中で堪能させて欲しい(#^^#)2020/08/06

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