二見サラ文庫<br> 暁町三丁目、しのびパーラーで

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二見サラ文庫
暁町三丁目、しのびパーラーで

  • 著者名:椹野道流
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2018/09発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576181028

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内容説明

普通だけれど、何かが奇妙。
カレーに隠し味があるように、この店には秘密がある――。

両親を失い路頭に迷い、お腹を空かせた十五歳の少年が拾われたのは、サービス担当の秋月と料理担当の山蔭、たった二人の従業員で回すモダンな洋食店「しのびパーラー」。なかなかの繁盛ぶりを見せるこの店が、兎目と名づけられた少年の新たな家であり職場となるのだが…。オーナーと呼ぶには雰囲気が異質すぎる若様に、昨日はなかった秋月の傷。お互い身元は詮索しないとしながら、見てしまった違和感の正体とは!?

鏑家エンタ・装画

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たっくん

103
お腹が空いた、ああ、とんでもなくお腹が空いた。両親を亡くし路頭に迷う少年は、洋食繁盛店「しのびパーラー」に拾われる。料理担当の山蔭と歌舞伎役者のように美しいサービス担当秋月、オーナーは、須賀原子爵家の「若殿様」須賀原周良。少年は「兎目」と名付けられるが、素性は一切謎だった。お互いに身元は詮索しない約束だったが、山蔭と秋月は、夜中出歩いていることに兎目ほ不審を抱く、そして秋月には傷が・・須賀原家、山蔭と秋月そして兎目の秘密、面白く読了した。続編がありそう。2023/05/02

おかだ

56
出だし良好。このタイトルとこの表紙の感じから、やたらイケメンが出てくるカフェ的なやつが舞台で美味しそうな食べ物がいっぱい出てきて甘~いセリフも多めで…とか想像してたけど、そんな感じではない。序盤の兎目のひもじい場面はちょっと泣きそうになった。健気で可愛い子だ。出自に大きな謎が隠されてそうなんだけど、解明されないまま…となるとこれは続編も出るのか?大正時代で哀れな孤児で白亜のお城で男ばっかの洋食レストランそして唐突に忍者、っていうやや設定が混雑してる状態だけど、一旦落ち着いて丁寧に進んで行って欲しい。2019/01/21

hirune

45
あやかし無し 幽霊無し 妖魔も無し 勿論眼鏡の付喪神も無しで美味しそうな料理は有りの明治時代のお話しです。行き倒れ寸前に拾われて、洋食屋の店員になった 謎の少年と、これまた秘密を抱える店の2人の男。なんか裏の任務はN機関みたいだよね、ジョーカーゲームの。導入部ですね、謎の解明もこれから。とても読みやすく、スルスルいけちゃいますよ☆2018/08/10

ぽろん

39
なるほど、しのびパーラーの意味は分かった!でも、兎目の出自は、分からないままに読了。次巻、読むかどうかは、微妙ですが、、。2018/12/19

ありす

37
両親を失い路頭に迷っていた15歳の少年が拾われたのは、洋食店『しのびパーラー』。自分の名前も出路も語りたがらない少年。この店で働くサービス担当の秋月と調理担当の山蔭に兎目(とめ)と名付けられ、一緒に働くことに。最後の晩ごはんみたいな感じで進むかと思いきや、途中から思わぬ展開に。時代設定はおそらく明治時代。だからこんな展開もありなのか⁉兎目の謎が全く解決してないので続編も読みたいと思います。2019/11/15

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