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内容説明
両親を事故で亡くし、おばあちゃんの温泉旅館「春の屋」で暮らすことになった小学校6年生のおっこ(関織子)。旅館に住み着くユーレイ少年ウリ坊や、7歳の少女のユーレイ・美陽、魔物の鈴鬼の力を借りて、若おかみ修業を頑張る日々。でも時々、両親が生きているような気がして……。劇場版アニメになった、累計300万部の大人気シリーズを、原作者自らがノベライズしたスペシャルな1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
12
劇場アニメが良かったので原作者が手掛けるノベライズも。交通事故で両親を亡くし、旅館を経営する祖母に引き取られた織子(おっこ)の成長物語。厳格な祖母に叱られ、気ままなユーレイたちに振り回され…そんなキツめな始まりですけれど、それでもめげずお客様のためにと奔走するおっこのおおらかさが一人称でわかりやすく描かれて、本当に良く出来た子すぎる…。自身を気遣ってくれるウリ坊やみよちゃん、水領様との出会いが暖かく、それがあって両親の死に直面しても春の屋旅館の若おかみですと言えたのかなと…切なくも成長を感じるワンシーン。2021/11/07
kenitirokikuti
12
原作小説は比較的アバウトな児童向け読み物なのだけど、劇場版アニメではジブリ系のスタッフが工夫を凝らして児童文学っぽく寄せたため、それはそれで鵺(ぬえ)的なものになってしまった。配給がGAGA。「このはな綺譚」のテレビアニメにも関与している。現在のギャガの主要株主、ハウステンボスなのと関係あるのかも。2018/09/24
C-biscuit
9
図書館で借りる。子供向けに借りてきたが、すでに学校で読んだとのこと…。アニメにもなっているので面白いのだろうと読んだ。ちょっと背伸びしたような大人の役割(若女将)を得た小学生が主人公なので、子供も憧れるというか興味深いのだろうと感じる。幽霊などが出てくるのもあり、非現実的な要素も子供向き。そういう意味ではリアリティに欠けるところもあるが、旅館の日常やお客様と接する態度については、本格的な部分も多い。各所に映画のワンシーンが挿絵になっており、雰囲気も含めイメージしやすかった。子供向けなのもあり読みやすいw。2019/08/21
退院した雨巫女。
6
《私-図書館》小説とは、少し違うけど、 やはり、逆縁もつらいけど、小学生で親を亡くすのもつらすぎる。でも、仲間やお客様と一緒に若女将に、成長していく姿は、清々しい。2018/10/02
史
3
原作の後半が魔界やウリケンとのロマンスをメインにしていた分、こういう感じな物語がくるとは思わなかった。元々ヘビィな部分はあったけれども、しかしガツーンと来るようなシナリオ。時間の流れが早いけれども、しかしだからこそ発端が軸になるのかな。ファンタジーの部分ではなくおっこさんの強かさ、気高さをメインにした再構成。そう解釈したいけども、それでも戸惑う重苦しさではある。原作通りとオリジナルの2発衝撃がありますからね。劇場版とはいえあまりにも背負わせ過ぎではないだろうか。原作を読んでいるとの感想にかなり困る内容。2023/06/06
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