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内容説明
新種の生命体・ヘドロから「正義の騎士」として作られた人造人間ヘドロさん。
誕生したばかりの彼女は善悪の基準が曖昧だが、純粋な心の持ち主だった。
それゆえに、人助けのための「善い」行いが、人々を苦しめてしまうことに落ち込んでしまい…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
allite510@Lamb & Wool
5
6歳児には6歳児の深刻な悩みがあるわけで、当然それはバカにしていいものじゃないし、既製品の答えを当てはめて良しとしていい問題ばかりじゃない。そういうような意味において、模造クリスタルの作品には救われる人は意外と少なくないのじゃないかと思う。ところでこれ、完結なのだろうか。ここで終わってもいいような、困るような。ようやく多少わかったような気にもなってきたけど、まだきちんと読み取れてない部分も、まだたぶん、割とある気がする。草原親子の言語はチョムスキーの言語祖型ですかね?2019/06/30
Eterter_
2
ヘドロさん、順調に壊れていったかと思えば、まさかそれが既定路線だったとは…… もぞクリ先生のジメッとした作風がマッチしたテーマで、重たいものを感じつつもコミカルなストーリーが心地よい。2018/10/05
しの
2
正直これで完結かぁという気持ち。もっと続きが読みたいと感じるものの、これ以上続けるのも蛇足とも感じる。ヘドロさんはヘドロさんなりの正義を貫いたんだろうな。2018/08/12
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
2
面白い…… 独特の暗さが良いよね。キャラクターも独特だし可愛い。 今回のヘドロさんの葛藤良かった。これで完結?もっと読みたい……2018/08/10
たんかともま
1
もしかしたらヒーローモノ、あるいは、ダークヒーローモノなのかもしれない。おれをどうして生み出した、という悪役の発露のような展開からプール汚染という地味めな悪行。しかし、トリガーは自分の善が行えないという妄想からなため、やはり、根っ子は善のキャラクターだ。どちらにもなれない苦しみが、とっさの人助けで善に回帰し、しかし、最後はどこか自己犠牲を思わせる幕引き。人助けというより、自分が起こしてしまった尻拭いなのかもしれないが。人間らしさ、とは何だったのか。悩みを獲得するまで、人間になるまでの物語なのかもしれない。2022/02/21