内容説明
落ちこぼれ魔術師と獣人美少女がチート能力で世界を変える！ 大人気成り上がり英雄譚が待望の書籍化！
貴族の末っ子ヴィレム・シャレットは、魔術師としての研鑽を積んでいた。
しかし、一向に芽が出ることはなく、焦りばかりが募っていく。
やがてヴィレムは、父から別の道を探すよう提案される。
王都に向かったヴィレムは、古代魔術師の時代の書物で知った研究所に向かう。
そこは、何もない土地だったが、ヴィレムと獣人の少女・クレセンシアを
飲み込む魔術が発動し、いつしか二人は研究所の中にいた。
そして、とあるアクシデントをきっかけにヴィレムの中に見たこともない光景が蘇る。
それは古代の魔術師の記憶だった。
魔術師の記憶がヴィレムに宿ると、新たな力が生まれるのだった。
そしてヴィレムはクレセンシアとともに、この力で世界を変えていく決意をする。
かつての繁栄を取り戻すために――。
佐竹 アキノリ（サタケアキノリ）：北海道出身。『異世界を制御魔法で切り開け! 』でデビュー。
蔓木 鋼音（ツルキハガネ）：イラストレーター。
ゲームの原画、キャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵など幅広く活躍。
主なライトノベル作品に『ヴァルキリーワークス』、『ぱんどら』、『ワールドエンド・ヴァルキリー』など。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
近藤
31
結構高い文章力で本格的な導入を書いているので、おっ！と期待したのですが、正直構成に難があるかな。分かりにくく、ぶつ切り感が否めない。なろうに溢れている典型的な転生ものと決別しようと細々と工夫されているのは素晴らしいけれど、もっとじっくり話を進めてほしかった。あと、イラストが作風と合ってない。イラストが悪いとかヘタとかいうわけじゃなく、絵柄そのものが文章の雰囲気と衝突してる。たとえが難しいけど幼児向け絵本のキラキラお目目の挿絵が羊達の沈黙についてるような違和感が。2016/12/13
真白優樹
5
落ちこぼれ魔術師の少年と従者の少女が過去の記憶に出会い、世界を変える為に戦う物語。―――取り戻した欠片が導く先は。全体的に言えば割となろう系の基本、王道は抑えているがその中にオリジナルの味を上手く混ぜ込んでいる作品であると感じる。取り戻した過去の記憶、過去から受け継いだ力。その魔術は少年を上へと押し上げるも、それにより周りには敵が出現し。ひとまずの役者がそろった舞台、過去の最強の魔法は少年をどこへと連れて行く。自らの願いの為、少女と共に歩き始めた少年の道は、この先どこへ向かうのか。 次巻も楽しみである。2016/11/09
ユウ
2
面白かったです。ただもう少し登場人物達との絡みとか、話の緩急があったらなと感じました。2017/02/14
ちいたけ
2
努力は報われる？。2016/11/24
高城剣
1
つまらなくはないが、爽快感のあまり無い地味な話。2017/04/14
