内容説明
異世界で俺TUEEE…のはずが、地獄の底でサバイバル！？
貧困、貧困、また貧困…魔物の肉で飢えを凌げ！！
本格活劇ファンタジー！
【あらすじ】
とある青年が、少年レウルスとして転生したのは、勇者として魔王を倒す・・・・・・・ではなく、奴隷として働かされ、ただ死を待つだけの絶望的な世界だった。
15歳になったレウルスは、鉱山に連行される途中、キマイラによる襲撃に遭い、その混乱に乗じて逃亡に成功する。
しかし、極度の空腹から餓死寸前のところを、心優しい食堂の少女コロナによって食事を恵まれ助けられる。
何とか、生き伸びたレウルスは冒険者となり、ようやく人々の優しさに触れられ、生きる場所を手に入れていくが、
それもつかの間――キマイラの影が再び忍び寄っていた・・・・・・。
命を助けてくれた仲間への恩義に報いるため、レウルスはかつての敵に立ち上がる。自分自身に打ち勝つためにも――。
魂の強さで運命を切り開く、本格活劇ファンタジー！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
昼夜
20
タイトルに世知辛とついてるようにのっけから村人を主人公が埋葬してますし異世界転生なのに死にかけてます。チートな能力もヒロインもなかなか出てきません。転生要素必要なのかってくらい前世が役に立ちません。だけどRPGをプレイしているかのようにハラハラドキドキと達成感を感じたのはこのジャンルでは初めてでした。2018/10/08
じお
12
★★★☆☆ 若くして過労で死に転生するも、そこでも農奴として厳しい暮らしを強いられる少年・レウルスは流れ着いたスラムで恩と義理を返すため冒険者になる、ハード系ファンタジー。よく出来ているけど面白いかと言われると怪しくなる作品。ストーリーとしてはチートなしの「リアル」な転生ものに分類され、スキルもないし、現代社会知識無双なし、むしろ否定されなろう系ご都合への逆張りが多々見られる。加え平民どころか、下の下のような劣悪環境下で「世知辛」で済ませられるレベルではない生活の過酷さでのスタート、→2021/04/12
彼方
6
過労で死に、転生した後も村の奴隷として生きるレウルス。15歳で成人し人頭税を減らすため鉱山に連行される途中、魔物の襲撃に乗じ逃走した先に待っていたのはある廃棄街で…というファンタジーもの。過酷な世界で初めて触れた優しさと救われた恩義、中盤で冒険者など…テンプレ展開にならないか心配でしたけれど、多少の覚醒はありながら環境は世知辛いまま締められ…中々しぶい異世界転生記でした。しかし唯一のヒロインが食事処の娘さんで一番のラブコメシーンも書き下ろしSSという…まあ1巻では余裕がなさすぎるので仕方ないのかな…。2020/09/25
うっかり呑兵衛
4
Kindle Unlimited。これが「世知辛」で済むのなら、大抵の異世界転生物は「ゲロ甘」だと思わされる。主人公を救ったのが義理･人情を持っていることだという点が個人的なツボ。2019/08/27
ちゃか
3
WEB未読。 タイトルから分かる通り、転生モノです。チートで無双とは程遠い、世知辛い世界ですけれど。 農奴の両親の間に生まれた奴隷階級。さらに両親は、厳しさに負けて早逝というスタート。 何が悪いと言われれば、生まれた場所と世界が悪いという感じで……彼自身に責がない部分で、始まりから重く暗いので万人受けはしなそう。 幸せになってほしいなぁ、と見守る心境で読んでましたが、一歩どころか半歩進めるかも怪しい状況が続いて、メンタルに来る。ただ、文章は好みにあって、スラスラ読めましたね。2020/06/18
