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内容説明
大腸は膨大な嫌気性細菌の住む、まさに酸素なき暗黒世界。この腸内細菌が病気の多様性に直結する。腸内で起こる腐敗現象が、肥満やがん、免疫不全など多くの疾病に関わり、腐敗の原因「悪玉菌」の多い腸はそのまま病気の温床となる。だが、小さな努力で腸内環境は病気から健康長寿の発信源へすぐに変わる。つまり腸内で、腐敗ではなく発酵を起こすのだ。では、よき発酵のために毎日、何を食べればよいのか。これからは食への知恵をめぐらし大便を通じて自分の腸を徹底管理するのだ――。知的かつ、これ以上ない簡単な食と生活の改善方法を伝授。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんこ
8
人間ドックの大便検査で腸内細菌のチェックをしてくれて、食事の指導までしてくれるようになるといいなあ。2019/06/19
templecity
8
近年大腸がんでの死因が上位に来ているが、日本の長寿村での食べ物を調べてみると食物繊維を多く摂取している。ジャンクフードを食べていると腸年齢は一気に上がる。野菜、豆類、海藻などを多く食べるべし。食物繊維は大腸の中で水分を吸収するので適度に膨らみ便が促される。またヨーグルトを食べてビフィズス菌を腸内に入れ込むことも良いこと。2019/01/07
里のフクロウ
3
最近通じが悪いのが気になっていた。病院で相談すると例のごとく「加齢です」で取り合ってもくれない。どうやら加齢は腸内微生物のバランスが腐敗に傾くことにあるようだ。やけにおならが多くなっているのも、臭うのも腸内が腐敗しているからだと指摘されて合点がいった。野菜は食べているつもりなのでヨーグルトの量を増やすことのようだ。便は健康のバロメータという意識を植えさせてくれたのが収穫でした。これからは終わってすぐ蓋をするのではなく、じっと観察。浮いているか、色は、匂いは。ピンピンコロリへの道と思えばたやすいことだ。 2019/03/20
イワハシ
2
以前ダイエットの芝居をつくったときに気になった「腸内フローラ」について、それなりにまとまった量が読めてよかった。後半、ちょっと同じ言い回しが続くのが気になる2021/03/23
☆こまトゥーゆ☆
2
便の事は気に掛けているので読みたかった。読みたかった。最近は出勤前にお腹を壊すことも多かったし。大便は身体からの便り!なるほど。ますます観察強化したくなったぞ。自分は具合悪いと思っていると便がまだ出ていない日であるほど便が出ないと調子悪いけれど、排便の有無に無頓着な人たちもいることに驚いたー。2019/01/16