- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
新渡戸稲造の『武士道』、ルース・ベネディクトの『菊と刀』等、明治から戦後の日本文化を論じた内外の名著を精選。日本と日本人の深層に迫った思想の要点を平易に解説した、日本文化理解のための入門書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
6
おなじ著者による中公新書の「日本文化論の系譜」をよりやさしく説明している本です。高校生あるいは大学の教養課程の方が読んでこの中からさらに自分の最初の一冊を選んで読み通してみるといいのではないかと思います。この著者の作品はあまり多くはないのですが、非常にじっくりと読ませてくれる作品が多いので(つぶれてしまった小沢書店の本など)再刊してほしいと感じています。2013/06/24
みそさざえ
4
既読のもの、以前から読みたいと思っていた本などいろいろあり、また読みたい本が増えそう。内からだけでなく外からの視点で日本をとらえた本にも触れてあるところが参考になった。引用が多いので、ちょっとだけ読んだ気分になるのも嬉しいし、次回読むときの指標にもなる。2015/06/30
Haruka Fukuhara
2
面白い、個性の立った本が並んでいて興味深かった。和辻の風土やハーンの日本論(こころ、知られざる日本の面影)の部分を特に興味深く読んだが、他の紹介された人々の日本論もそれぞれ味がある。2017/02/03
ji-yu-rider
0
日本思想の入門ガイド的位置づけの本。「日本文化論」という広範囲な分野を包含するタイトルだが、まさにその通り、純粋な文学に加え、哲学、紀行、建築といった分野から日本の美、思想を追求していった名著を、著者の大久保氏がおそらく特に心に響いた箇所を抜粋し、それについて、丁寧に各著者の思想に寄り添うな形で、やさしく解説されている為か、本全体の印象として、「自然に寄り添う」日本思想、文化への愛がにじみ出ている。非常に気になる著者は、新渡戸稲造、岡倉天心、西田幾多郎、ルース・ベネディクト、丸山真男、土井健朗あたり。2016/05/28
すぐる
0
○2014/08/01




