内容説明
二千五百年も前の釈尊の教えはなぜ今も新しいのかが第3巻でいよいよ明らかになる!一時は分裂したサンガをいかに救い古来の宗教をも論破できたのはなぜなのか。第3巻重要テーマは提婆達多の叛逆の真相からインド四姓制度の本質さらに出家や布施の本意を問う。
目次
はじめに 人間の行いを常に見つめる仏教の眼差し
1 釈尊の殺害を計画した提婆達多とは何者か
2 提婆達多は本当に大悪人だったのか
3 布施がもたらす果報とは何か
4 仏教はインド古来のヴェーダの宗教といかに違うか
5 釈尊と同時代の沙門六人の教えと違い(1)プーラナ、マスカリン
6 釈尊と同時代の沙門六人の教えと違い(2)アジタ、カクダ
著者等紹介
鈴木隆泰[スズキタカヤス]
1964(昭和39)年、東京都生まれ。東大工学部・文学部卒、東大大学院人文社会系研究科博士課程中退。東大にて博士(文学)。東大東洋文化研究所助手等を経て、山口県立大教授。同大大学院国際文化学研究科長、同大附属図書館長を歴任。2004(平成16)年に日本印度学仏教学会賞を受賞。専門はインド哲学仏教学、インド大乗経典研究。東京都日蓮宗善應院住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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