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内容説明
すべての人の人生は光り輝いている―――電車が走りぬけるその横で紡ぎ出される人々の情景を鮮やかに切り取った短編集。地元を捨てたくない一心で将来の夢をあきらめる女子中学生を描いた表題作「ふるさと銀河線」など9作品を収録。見過ごしがちな人の情、様々なうれしいこと、悲しいことなどがいっぱい詰まった一冊。同タイトルの小説と合わせてお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もんらっしぇ
49
目の前に具象としての画像が現れます。脳内の抽象的イメージだけだったのに。小説の映画化・ドラマ化がそう。異論があることとは思いますがコミックも悪くないですよね♪ そもそもコミック用の原作として綴られた物語の数々。改めてコミックも堪能しました。特に良かったのは「車窓家族」。それぞれのキャラと舞台と背景のイメージが合致しました。これこそ一話完結のドラマか短編映画にしてもよいでしょう。趣向を変えて舞台化、小劇場で演劇など可能かも。プロデューサーになったつもりで妄想のキャスティング等々してみたくなる作品です… 2020/08/19
あっちゃん
26
小説の方は未読なのだけど、とりあえずコミックで!こういう素朴な感じの作品は、いつかフッと思い出したりする予感!2015/09/19
つらら@道東民
24
小説版のつながりで手に取りました。ページ数が少ないので深みには欠けるのですが、こういう漫画も良いものです。『晩夏光(ばんかこう)』が、やるせなさが伝わってきて好きですね。2014/03/12
ぐっち
22
高田郁さんの小説版から続けて。「ふるさと銀河線」のお兄ちゃんがおっさんくさかった以外、ほぼイメージ通り!小説版にはなかった「ひとり咲き」が廃線跡をめぐる旅でよかったです。この話のラストシーンが絵で見れて良かった。2014/01/13
ちょるる
17
高田郁さんが、「川富士立夏」のペンネームで元は漫画の原作者をしていた、というのは知っていた。機会があったら、コミック版ふるさと銀河線を読みたいと思っていた。その当時から熱心だったんだなぁ。小説より短いが、良かった。2020/08/29