ダッシュエックス文庫DIGITAL 劣等眼の転生魔術師 ～虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く～

著者名：柑橘ゆすら【著者】/ミユキルリア【イラスト】

集英社（2018/07発売）

• ISBN：9784086312554

内容説明

生まれ持った眼の色によって能力が決められる世界で、圧倒的な力を持った天才魔術師がいた。男の名前はアベル。強力すぎる能力ゆえ、仲間たちにすらうとまれたアベルは、理想の世界を求めて、遥か未来に魂を転生させる。しかし、未来の世界では何故かアベルの持つ至高の目が『劣等眼』と呼ばれ、バカにされるようになっていた！　ボンボン貴族に絡まれ、謂れのない差別を受けるアベル。だが、文明の発達により魔術師の能力が著しく衰えた未来の世界では、アベルの持つ『琥珀眼』は人間の理解を超える超規格外の力を秘めていた！　過去からやってきた最強の英雄は、自由気ままに未来の魔術師たちの常識をぶち壊していく！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[わたー]

【試し読み】★★☆☆☆最早、手垢がつくほど使われてきた、虐げられてきた今世に別れを告げ、数百年後に転生する物語。転生後の世界が元の時代よりも魔法が衰退しているせいで、相対的に自分の能力が規格外になったりと、どこかで見たような設定が続いていた。試し読みだけでは先行作品のフォロワーの域を出ていないかなと。

2018/07/24

[まっさん]

★★☆ THE･王道って感じの転生俺Tueee物。そういった作品を色々読んでる人からしたら読み飽きた展開かもしれんけど個人的にはすごい好きやった。ただ全体的に物語が薄すぎる…一巻丸々使ってプロローグかな？ってくらい内容のない巻やった。これが今巻だけなのか次巻以降も同じような感じなのかでだいぶ評価が分かれてくると思う。それにしても転生してくるまで何年かかるか分からん状況でずっとアベルを待ち続けてたリリスが最高に健気で好きやった。

2018/12/06

[真白優樹]

瞳の色で力が決まる世界で、転生した勇者が世界の度肝を抜く物語。―――その力は、腐敗した世界に打ち込まれる楔。　この作者様特有の持ち味が随分とマイルドに出ているこの物語。なろう系としての王道を突き詰めて煮詰めた感覚が強く出ており、いい意味で王道に忠実な、王道が好きな読者様なら楽しめそうな物語となっている。今巻は舞台を整える事に注力されているも、心躍る展開が存在するのも確かであり、続きに期待したくなる物語である。既に注目株、周囲の目を惹きつける少年の次の魔法はどんな魔法か。 次巻も須らく期待である。

2018/07/26

[しまふくろう]

表紙が可愛くて購入。挿絵も可愛かった。特にリリスはほぼ全ての挿絵で衣装を変えているというヒロインアピールぶりが素晴らしい。　物語は差別される世界から２００年後の未来へ脱出を図る主人公、という転生もの。魔術が衰退した原因は便利な道具以外にも何かありそうなので楽しみ。　

2018/07/28

[くもり]

王道ってよりテンプレかな。でも読みやすかったし、ストレスフリーなさくさく進行でだれる事なく楽しめた。冒頭にあった、仲間に転生を伝えてなかったミスていうのがどういうのか続きも楽しみにしてる。

2018/08/14