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内容説明
軍神「毘沙門天」に帰依して妻帯せず、その生涯の大半を戦場で過ごした上杉謙信――。戦の天才と謳われつつも領土欲が薄く、何よりも「義」を重んじた聖将を支えたのが“戦国最強”を誇る上杉軍団であった。本書は、川中島で武田信玄と鎬を削った謙信の治世から、越後を二分する跡目争いとなった「御館の乱」、直江兼続と二人三脚で天下人の秀吉や家康と対峙した後継者・上杉景勝の時代まで、主君に負けず劣らず個性的な上杉の武将たち14人を厳選した人物列伝だ。「長尾政景/野尻池の悲劇」「鬼小島彌太郎/謙信股肱の猛臣」「色部勝長/血染めの感状」「荒川長実/謙信の影武者」「甘粕長重/激戦の殿」「北條高廣/三度背信した奇将」「直江信綱/白昼の惨劇」「栗林政頼/三国峠の勇士」「新発田重家/揚北の剛勇」「藤田信吉/旧領奪還の熱意」「直江兼続/閻魔への書状」など、彼らの熱い生き様を通じて上杉家の強さの秘密に迫る!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
2
上杉に仕えたことがある武将14人の短編小説集。仕えたことがあると書いたのは、上杉を裏切った北条高広や新発田重家、本庄繁長がいるから。彼らを見ていると功績を挙げても感状一つだけってどういうこと!と怒って謀反するのもわかる。上杉家にどんな武将がいたのかを知る分にはいい小説ですが、少し謙信については家臣を慮らない自分勝手な将と見えてしまうので、謙信好きな人には要注意。2012/09/29
ひかど
1
上杉にはどんな武将がいたのかを知るにはいい本だと思います。それぞれの武将が謙信の元でどんな活躍をしたのかを知れたのは良かったです。2011/10/01
えびえび
0
謙信に所縁のある武将のエピソードを紹介する作品。メジャーマイナーに拘らず、特徴あるエピソードを纏めてます。聞き覚えのある人物から読んでいけば良いんじゃないかなと思います。2014/03/27