メスト・エジル自伝

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メスト・エジル自伝

  • ISBN:9784491035376

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内容説明

2つの国籍、ドイツ代表、レアル・マドリード、W杯優勝、アーセナル…。ドイツが誇る絶対的司令塔がすべてを語る! 彼が師事する名監督ジョゼ・モウリーニョの序文も。貧しい生活からのし上がった希代のパサーのサッカー人生をとくと味わってほしい!

目次

ジョゼ・モウリーニョからの手紙 6
プロローグ 人生最大の叱責 8

第1章 ネズミだらけの地下室――僕の子ども時代 21
第2章 メストは要らない、マティアスをくれ――挫折と出会い 33
第3章 地に足をつけて生きる――シャルケユース時代 41
第4章 ドイツとトルコの板挟み――十代の僕が下した大きな決断 55
第5章 プロ一年目で準優勝する――失敗を恐れない 68
第6章 中傷キャンペーン――成功のためのネットワーク作り 86
第7章 ブレーメンでひとりぼっち――金で友だちは買えない 106
第8章 サッカー選手は政治家じゃない――無駄口を叩かず行動で示す 114
第9章 カンフー・ゴールキーパー――逆風のなかのチームの絆 128
第10章 DFBポカール優勝――敗戦を乗りこえる 142
第11章 レアル・マドリード移籍――自分の意思を持つ 160
第12章 ロス・ブランコスという新世界――満足できる試合なんてない 182

セルヒオ・ラモスからの手紙 197

第13章 銀河系の一騎打ち――直感を信じる 200
第14章 ロンドンに向かう――閉じる扉、開く扉 219

サミ・ケディラからの手紙 240

第15章 黄金の檻を出て――自分らしく生きる 247
第16章 ブラジルW杯優勝――結果を出すための情熱と規律 275
第17章 アーセナル――キャリア最大の挑戦 295

エピローグ ダンケシェーン、テシェッキュルレル、グラシアス、サンキュー 304

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

13
前回優勝国ドイツが1次リーグで敗退した。エジルは輝かずに終わった。ドイツの人口の19%は移民の背景をもつ。1960年代ドイツの労働者移民政策でトルコから移住した家族に育てられた。極貧だった。生まれも育ちもドイツのエジルがドイツ代表を選ぶのは当然だが、イスラム教信者でありドイツの政治家からは公然と批判された。2014年W杯優勝でのメルケル首相との写真は自室に飾っている。今まで難民を無制限に受け入れてきたが、移民問題の失敗からドイツは最近移民の制限を発表した。政策はそれぞれの人生を変える。日本も他人事ではない2018/07/08

Akio Kudo

2
★★★★ ちょっと若者らしく馬鹿なこともしているが、興味深く面白い。現在アーセナルで不遇の時期を過ごしているが、どうなるのか気になる。2020/10/28

hoven

2
この本を上梓したあとにとんでもないことが起こり、ロシアW杯でドイツ史上最低の一次リーグ敗退で終わり、エジルはドイツ代表を引退した。W杯前に自身のルーツであるトルコ大統領のエルドアンと写真に写り、それがドイツ国内で猛烈な批判を浴び続けることになった。エルドアンは大統領選の前でさらに独裁者と欧州では批判されてる人物。トルコ系ドイツ人の生活がよく分かる。4歳まではドイツ語とは関わりがなかったとか、驚きの話が出てくる。2018/10/11

右脳

1
世界最高の10番、その自伝。トルコ移民の3世として生まれてアイデンティティの確率に悩む幼少期から、サッカーで才能を開花させて世界が広がっていく青年期、トッププレイヤーになっても驕らず倦まず、冷静に地に足つけてプレーに望む現在まで。多くを語らない選手だからこそ正直な言葉が並んでてさらにファンになってしまった。ていうか試合のディテールめちゃ覚えててすごい。アーセナルにトロフィーをもたらす日を見たい。2019/06/06

いでで

0
日本には、移民を受けていないため、このような生活を目にしていない為、あまりイメージは掴みにくい。ロナウドやモドリッチなど自分の実力で自分の評価を上げ、家族も助けることは、素晴らしいものだと思います。このような暮らしをしている人にも目を向け、今の生活水準で生活していることに感謝したいです。また、世の中は矛盾だらけであり、訳の分からないことがあることもわかりました。2019/06/10

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