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内容説明
船長が不在の時に,霧にまかれ,錨を失ったゴブリン号.乗組員はツバメ号の子どもたちだけ.強風に流され,河口から外海に出てしまったゴブリン号は,船をもどそうとするジョンやスーザンの必死の努力にもかかわらず,まっしぐらに東へ進みます.やがて朝になってみると…….シリーズ中,もっともスリルに富んだ物語.
目次
目 次
1 もやい結び
2 ねむい船長
3 「ぼくたちは、みんな、約束した」
4 川をくだる
5 船上で眠る
6 なにも、おこるはずがない
7 ジムは、ずいぶん長くかかっている……
8 ビーチエンド・ブイ
9 霧の中をただよう
10 海 へ 出 る
11 今度は、だれの責任?
12 船酔いのくすり
13 ウールワースの皿
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
帽子を編みます
62
名作です。私が初めて読んだランサムサーガです。強烈な魅力を感じました。冒険小説であり極限の心理が描かれています。嵐の海でのジョンの決断、スーザンの葛藤、激しい心の動き、荒れる船に心が動かされました。ウォーカーのメンバーの個性が際立っています。あぁスーザン、約束を守り弟妹を守ることを第一に考える彼女に訪れた試練、「海に出るつもりじゃなかった」まさに題名の通りです。上巻の後半部分は読むのがつらかった。ジョンとスーザン、ティティとロジャ、四人が北海の荒海を子どもだけで進んでいきます。2021/06/08
たつや
49
タイトル通り、ジムと知り合い、ゴブリン号も登場し、思いがけずに海に出てしまう。船の専門用語多いなと思ってたら、各章の終わりに解説がつく親切な構成。読んでるこちらまで、船酔いしそう。夜の海の描写やブイとか、色々と目に浮かんで楽しくもある。2017/05/01
Die-Go
45
図書館本。ウォーカー家きょうだいは、ふとしたことで出会った青年ジムの舟に乗せてもらえることになった。その居心地の良い舟で一晩やっかいになることになったのだが、ジムが出かけている間にとんでもないことが。今回の冒険もトラブル続き。それが一本調子にならないところがすごい。 ★★★★☆2021/12/07
ユメ
35
子どもたちだけで外港へ流されてしまうという不測の事態の中、ジョンとスーザンの責任感が光る。しかし二人のそれは少し方向性が違っていて、スーザンが「おかあさんと約束したのだから、すぐにでも戻らなければ」と主張するのに対し、ジョンは「今戻るのは危険だ。おとうさんならそう考える」と言う。ジョンの方がより船乗り気質なのだ。ジムと知り合った場面で「君たち、帆船の経験があるんだね。」と訊かれたジョンは「とても小さいのを乗りまわしただけです。」と答え、こう付け足す。「つまり、ぼくたちだけで。」この心意気がジョンらしい。2017/11/13
hisa_NAO
23
つばめ号シリーズの中では、おそらく最も読んだ一冊。 母が実家の一室に開設した私設図書館には、単行本のアーサー・ランサム全集が全巻揃ってて、小学中学年くらいに初読して以来、何度も夢中で読みました。その中でも、一番気に入っていたのが、この話。 ジョン・スーザン・ティティ・ロジャー、つばめ号のメンバーが小型カッター「ゴブリン」号で、心ならずも流されて嵐の海を帆走する。それぞれの個性が出てて、ハラハラドキドキしながらも、ほっこりしたり。 久しぶりに読み返しましたが、今でも素晴らしく楽しい読書時間でした。2018/11/22
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