祥伝社新書<br> 日比谷高校の奇跡――堕ちた名門校はなぜ復活し、何を教えているのか

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祥伝社新書
日比谷高校の奇跡――堕ちた名門校はなぜ復活し、何を教えているのか

  • 著者名:武内彰
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 祥伝社(2018/07発売)
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  • ISBN:9784396115197

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内容説明

なぜ日比谷高校で生徒は伸びるのか? 中高一貫校がもてはやされるなか、日比谷高校は通常校ながら、保護者・生徒に圧倒的に支持されている。今や開成高校を蹴って日比谷高校に入学する生徒も少なくない。これは、東大合格者数に代表される進学実績と、それを可能にしている教育にある。東大合格者数が1人に落ち込み、「堕ちた名門校」と言われた高校は、どのように復活を遂げたのか? なぜ日比谷生は通塾率が低く、しかも現役率が高いのか? これらの“奇跡”について、改革を断行した現役校長が答える。教材や勉強方法を開陳、2021年からの新大学入試にも言及。受験の常識が変わる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

future4227

40
テレビドラマ『先に生まれただけの僕』で櫻井翔くん扮する校長先生の学校改革に似ている。名門日比谷高校と言えども、学校が何もしなければ、東大合格者1名という危機的状況に陥る。現在は様々な試みをされているようだが、もともと生徒のポンテンシャル頼みで、今までが何もしなさすぎだったんだろうと思う。あと、受験生泣かせの自校作成入試問題については、趣旨は賛同できるのだが、現実的に受験生の平均点が40点しかとれないような数学の問題で、本当に狙い通りの生徒を獲得できるのだろうか?理社ができる子が得するだけでは?2017/11/28

ざっく

10
図書館で見かけたので借りて読む。校長のマネジメント力と、教員の強力なサポートがあっての進学実績なのだなと。著者は、自分の信念を数値に落とし込み、目標を明確にしているところが勝因なのだろう。自分の高校時代を思い出し、反省すると、勉強、部活共にもっとシンプルな取り組みで良かったなと思う。あと、睡眠時間がかなり少なかった。会社で働いている今のほうが随分と楽に感じる。部活がなく、体力が温存されているのと、会社の外で課題をこなすことを求められないからだろうか。2022/05/11

ゆうゆう

10
校長の学校改革。都立高校の入試の仕組みも、体制も、色々と変わってきた上での、名門校として復活劇、なのかしかるべき復活。とことん復習、自学自習、熱中する行事は熱中する、なんとなく読んでいて私立のよう?な印象をもった。実績は当然に伴ってきただけなのかな。公立学校は、その時の行政にもよって、変わるところもあるが、自校問題の試験復活の今回の入試で、更に躍進があるのか。2018/01/24

ひよピパパ

9
名門都立高校の復活の軌跡を、現校長が語る。校長の学校マネジメントの力量がスゴイ。信念をもって筋を通していくことが大事だと痛感。どんなに名門校であれ、校長がちゃんと生徒と関わり合っているというのもよかった。上に立つ者とはこうあるべきかと感じ入った一書。2018/12/03

Prince of Scotch

8
日比谷高校。全盛期には東大合格者が200人近くを誇った、嘗ての日本一の名門校。学校群制度の導入により、1993年には1人までに激減するも、2016年には50人超えを達成する「V字回復」を担った現役校長による手記である。著者は復活の要因として、面倒見の良さを強調する。肌理の細かい補習や徹底的な個別添削指導、入試2ヶ月間の特別カリキュラムなど、生徒さんにとっては「痒いところに手が届く」充実ぶりだが、頭脳明晰で勤勉な日比谷の生徒さんだから成立するものであろう。指導する先生たちの負担は並大抵じゃないと推察する。2018/02/27

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