内容説明
蘭学塾・思々斎塾で医学を学ぶ日々を送る緒方章(後の洪庵)は、北前船の隠し荷をめぐる争いに巻き込まれる。船頭に連れられて大坂にやって来た謎の少女。その身に隠された秘密とは? 悪どい武士や役人、商魂たくましき大坂の町人たちを相手に、緒方章と、大坂を陰で守り続けてきた“在天別流”の血統を受け継ぐ男装の麗人・東儀左近が難事件に挑む。そして章と左近の淡い恋の行方は!? シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山内正
2
若き緒方洪庵は四天王寺の在天楽所の左近と知り合いとなった〜 北前船の船頭が襲われ怪我を手当して話しの中で抜け荷があると 痘蒼の痘苗である 商人達の陰の企みを暴く2018/04/15
千日紅
0
★★★★☆謎めく東儀左近は、千年の昔から舞楽を奉じてきた由緒ある(在天楽所)の一族だと緒方章(後の洪庵)は承知した。しかも(在天)は大坂の町の守り神でもあるという。北前船が運んできた(隠し荷)に悪徳商人が色めき立ち、欲得ずくの騒動を巻き起こす。左近一族が動く中、脅威の天然痘が絡み、章も医学の徒として義心のもとに奔走する。一方で、間もなく江戸遊学を控える章の、持て余す左近への思いの行方はー。2018/10/03
kyon817
0
緒方洪庵が、後世名を残す、種痘をめぐる「北前船始末」。章と左近の別れ、その後二人は会うことがあったのか、余韻が残る本でした。2018/07/23
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