日本経済新聞出版<br> ソーシャルメディア四半世紀:情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ

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日本経済新聞出版
ソーシャルメディア四半世紀:情報資本主義に飲み込まれる時間とコンテンツ

  • 著者名:佐々木裕一【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 日経BP(2018/06発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532322182

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内容説明

ウェブ日記、ブログ、口コミサイト、SNS、ソーシャルゲーム――。
かつて夢に見たウェブの進化はどこへ向かったのか?

価格.com、@cosme、はてな、食べログ、GREE、mixi、etc.
著名ネット起業家の声から国内ソーシャルメディアの25年間を振り返る壮大な記録!
国内ソーシャルメディア企業の「これまで」を俯瞰し、
「これから」のネット関連ビジネス+社会+メディアの羅針盤となる、
いちばん新しいインターネットの歴史書!

◆気鋭の情報社会学者が2001年から5年おきに計4回、国内主要ネットメディア企業に行った定性調査から
各社のユーザーコンテンツ(UGM)事業の勃興盛衰を詳述したネットの産業史的な色合いもある作品。

◆対象事業者は、価格.com、@cosme、はてな、食べログ、グリー、mixi、ニコニコ動画、pixiv、
レストランガイド、みんなの就職、映画生活等を含む。取材対象者は、@コスメ吉松徹郎、グリー田中良和、
はてな近藤淳也、メルカリ山田進太郎ほか著名起業家たち約50人。

◆2001年当初は書き手の自由な書き込みによるウェブ日記、テキストサイトの時代、
ユーザーコミュニティ、口コミサイト、SNSなど規模拡大により、運営方法、収益構造も変わり、
コンテンツの質よりも量が優先され、大半のサイトは、広告収益に依存する体質となり、
2010年代はプラットフォームビジネス化、ECとの連携が進んでいったという経緯が各サイトの栄枯盛衰とともに理解できる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サイバーパンツ

9
黎明期~現在までのユーザーサイトの変遷を実際それに携わった者たちの声と先行研究を大量に引用しながら、主にビジネスの観点で分析したネット産業論。70年代の読者投稿雑誌(『ロッキング・オン』)をCGMの起源と見るところから始め、掲示板、テキストサイト、ブログ、SNS、スマホアプリ(ソーシャルゲーム)と歴史を辿っていく中で、それぞれのビジネスモデルの成功と限界、トレンドの移り変わり、ネットコミュニティの運営思想を考察していく。ネットビジネス史を明晰にまとめた良書。2018/10/05

Yone

1
膨大な調査とキーパーソンからのヒアリングを基に見事にこの四半世紀をまとめ上げています。 凄い!そしてこれからの未来についての示唆も含まれておりとても勉強になったと共に興味深く読むことができました。筆者に感謝。2018/11/05

Yasuhiro Okamoto

0
ページ数があったがサクッと読めた。「絶対速度の速い電子的コミュニケーションが常態化することで、現実を構成する空間がまずは解体され、待機や持続といった時間が消滅することで理性が失われ、私たちに残されるのは、馬鹿げたことと嘲笑になる」(ヴィリリオ)まさにその通り…2019/05/11

mutsuono

0
主に日本のネットビジネス史。個人的には黎明期の思想を持ったスモールメディアが好きだ。最後の著者の主張がとても良い。複属的なグループベース資本主義。2019/05/30

ぽった

0
よく調べられている。2019/03/16

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