内容説明
「嫁いできてくれ、雪緒。……花の褥の上で、俺を旦那にしてくれ」幼い日に神隠しにあい、もののけたちの世界で薬屋をしている雪緒の元に現れたのは、元夫の八尾の白狐・白月。突然たずねてきた彼は、雪緒に復縁を求めてきて――!? ええ!? 交際期間なしに結婚をして数ヶ月放置した後に、私、離縁されたはずなのですが……。薬屋の少女と大妖の白狐の青年の異類婚姻ラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー付。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
47
普段は行かないラノベ新刊コーナーで、表紙とタイトルと妖狐モノに一目惚れ（妖狐と八咫烏にはとかく弱い…）。初読み作家さんでしたが面白かった！設定の浅いラブコメではなく世界観きっちり、キャラ立ちもしっかり。怪と人間（ヒロインの雪緒）の思考や思惑がそれこそあの世とこの世ほど乖離しまくっているのに会話などでの表面ではなぜか調和しているさまが愉快！白月の素直じゃなさと雪緒の無駄な深読みのせいで最後まで全く噛み合ってなくてもどかしさがありつつもずっと見ていたい。笑 最後に明かされる真実も、へー！ぜひシリーズ化を！2018/07/06
はな
35
お狐様の元旦那、白月のもふもふが可愛いです(^^)でも主人公が好きになれませんでした…。「ですよね⁉」が多すぎて疲れました。そしてなんでそんな頑なになってるのか。1番好きなのは設楽の翁さんでした。童子姿の過保護なおじいちゃん、素敵です。2020/06/14
よっしー
22
図書館においてあり、前々から読もうか迷っていたのですが…3巻まで揃っていたので読んでみました。妖の世界に迷いこんだ雪緒。元旦那様という白月も、本当に大切にしてるのかどうかと感じる部分が多々ありました。それなら、個人的には宵丸の方を推すなとも思いながらの読了です。雪緒が幸せになれば良いのですが…どの形が幸せなのか悩むところでもありますね。とりあえず、続編も読んでみようと思います。2021/09/03
はなりん
15
妖狐の白月と人の雪緒の求婚攻防戦。っと言っても甘さはあまりない。白月の「嫁に来い」は恋情から来るものではないとわかっているため、頷けない。白月も頷いて欲しくないと思いつつ求婚を繰り返す。何とも言えない関係。白月よりも宵丸のキャラが好き！かみ合わない会話も、計算か天然かわからない言動も楽しい！2018/09/09
かなで
12
絵柄が好みで読んでみたけど回りくどい！！！！ 雪緒も頑なで、白月も頑なすぎる…けど、続きが出るから読むんだろうな……2019/01/26
