内容説明
ある朝、ルリ子を起こしにいったらベビーベッドはカラだった。窓から誰かに連れ去られたのか……。自分を責めて探し回る母親は、度々家に遊びに来る女子高校生の存在に思い至る。しかし、彼女は学校を無断欠席しており、見つかったときには――。(表題作) 愛する我が子へ、様々な思いに翻弄される母親たちの姿を描いたミステリー短編傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
涼
55
http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2023/11/post-da96af.html 表題作始め、かなり「こわーい」話ばかりでした。2023/11/28
coco夏ko10角
21
様々な思いに翻弄される母親たち、6つの作品収録の短編集。『火の供養』冒頭の火事の真相は?殺人事件との関連は?と面白かった。 雨に消えて/陰膳/水子地蔵の樹影/火の供養/砂の殺意/ガラスの絆2021/10/28
海星梨
9
KU。どれも力作。なんで一巻はry。亡くなった作家さんのようで、図書館に著作があんまりないのが残念。いつか全作読みたい。2022/12/07
marimo
4
以前よく読んでいた夏樹先生。亡くなられていたなんて。短編集ですが濃いです。題名に似合わず全体のテーマは「こども」。色々な母の思いが交錯しています。表題の「雨に消えて」のルリ子ちゃん。読んでいても全く想像出来ず「?」と思っていましたがラストに近づくにつれ納得。2018/09/21
Ree.
3
★★★☆☆たぶん大昔に読んだ話ばかり。でも大丈夫!20年前のことなんて覚えてないから!笑2022/09/04




