内容説明
友達いない、仕事もない、電車に乗れば痴漢にされる不幸男子・土屋源一郎。
もう死のうと思った時「死んだら殺すぞ」と脅しつつ罪を晴らしてくれたのは、謎の美青年・地島瀬名だった。
苦手とする人種の登場で、礼も言えず逃げ出した源一郎の耳に突然、神さまのような声が響く。
驚いて階段から落ちた源一郎を救ったのは、瀬名の兄・海里だった。
海里の足は透け、ふたり以外には見えない存在で――!?
ニートとヤンキー、そして幽霊とともに“死にたがり”を救う、オカルトファンタジー開幕!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
8
オカルトファンタジーという分類なようですが、何だかとても不思議なお話でした。友人もなくニートな土屋源一郎が、電車で痴漢の疑いをかけられ、そこを救ってくれたのが見た目ヤンキーで口の悪いイケメン、地島瀬名。そこに瀬名の兄で幽霊な海里が加わり、様々な死にたがりを救う事になっていく。掴み所がなさそうでいて、引き込まれる。独特な魅力のある作品でした。海里は今後目覚めるのでしょうか。続編あったら読みたいです。2020/08/15
ぷに丸
1
読む前には、イケメン兄弟に巻き込まれながら「死にたい」と思う人をカッコよく救っていくストーリーなのかなと勝手に予想していたのですが、それだけでなく彼らの「死」に対する考えが出てきたり、謎が解けたりととても物語に引き込まれました。もし続編などが出るなら読んでみたいと思いました。また彼らに会いたいです!2018/06/16
柳
0
読了2018/07/22