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内容説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
月とシロクマが織りなすベッドタイムの物語。
「つきのばんにん」とは、お月さまを見守る大切なお仕事のこと。
新しい「つきのばんにん」に選ばれたシロクマのエミールは、森の生き物たちにとってなくてはならない月の光を守るため、毎晩かかさず月のお世話をしていました。
ところがある日、エミールはおかしなことに気がつきます。
なんとお月さまが、どんどん、細く、うすくなっていくのです!
あの手この手でまん丸に戻そうとするエミールですが、月はどんどん細く、まるで糸のようになっていきます。
はたして、お月さまは元どおりのまんまるに戻るのでしょうか。
※この作品はカラー版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
83
夜の動物会議で月の番人に決まった白熊くんは喜び勇んで93段の階段を登って行く。まいにちちゃんと観察しているのに、どんどん月が痩せ細って行く。「お腹が空いているのかな?」と心配する白熊くんは動物の仲間たちに電話したり、尋ねてみたり。お話はもちろん、絵の可愛いらしい事😍作者は南アフリカの作家さん。南アフリカの子供たちもこんな絵本を読みながら笑っているのかなと思うと、心が温かくなる😊2021/11/04
れっつ
42
タイトル、表紙、見返しや絵のタッチ等、ひと目見て一気に引き込まれ手に取る。繊細で美しく鮮やか、且つ、夜の空気感漂う色彩が素敵!手足が細い動物たちの姿・表情もひょうきんで、あちこち洒落た工夫があるのも楽しい。お話は、夜の動物クラブに招かれたシロクマが、月を見守る"つきのばんにん"に選ばれる。果たして月の番人とはどんな仕事をするのか?そして月の満ち欠けを知らないシロクマは、ちゃんと月の番ができたのか?鳥とシロクマが屋根の上で、月を眺めながら話すシーンが印象的。お気に入りの1冊となった。訳はあべ弘士さん。2021/10/29
たまきら
38
南アフリカの作者さんがホッキョクグマを主人公に据えているのがなんだかほほえましいな…と思ったり。娘と読みながら地動説の話になり、ガリレオのことに話がいったり。…理科好きだもんね。2022/08/06
ケ・セラ・セラ
28
グラフィックデザインを学ばれていたという作者らしく、とても美しい色彩で好みの画。月の番人に選ばれたシロクマのエミール(フォルムがまたキュート)。月の形がなんだか変。少しずつ消えていく。日に日にやせていく月に戸惑うエミール。鳥の言葉が奥深い。「物事は、大きくなったりちいさくなったり、消えたと思ったら現れたり、するものなのよ。」見返しも綺麗で可愛くて、ペーパーとして欲しくなる。2022/01/30
たーちゃん
27
月の満ち欠けを知らなくて、どんどん細くなっていく月を心配する番人のクマさん。月がとても美しく素敵な絵本でした。2021/12/23