内容説明
一子たちの前に、再び現れた宇卵こと上宇覧。彼は幼いころに起きた、ある事件の真相を見定めることを望んでいた。そのために彼は、「ましろの占具(ウィッチボール)」を柾季から手に入れたのだから…。そして一子は占具を媒介にして過去を見るという宇卵に、躊躇いながらも立ち会うことにする。少しでも柾季の役に立ちたい一心で。――同じ頃、柾季はひとりの少年に出会った。「ましろと同じ名を持つ」少年に…!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
8
【再読】何も語らず、ひたすら拳で正義の味方をしている柾季の重い過去と、真代に振り回される現代が交錯する。柾季は、人に頼るのが苦手なのか?やっと使い魔に頼ろうとしたら、タイミングは最悪だったり…。とんでもないところで終わってるので、作者さんに石を投げる人はいたかも?2017/10/14
U
2
うわちゃー。なんか、誰にとってもつらいなあ。柾季おまえはもうちょっと落ち着け、人の心の機微をはかれ!と読んでるこっちがおろおろしてしまう。真代たちの捻曲がって歪んででも根幹は結局真っすぐだからこその気持ちが哀しい。2014/02/19
gayuu_fujina
2
おおっと前後編。柾季と宇覧とましろの過去を覗き見てしまう一子と、ましろ少年を巡る柾季の失敗で終わる急展開。色々と説明不足な点はあるけど面白い。2010/09/09
永山祐介
1
ちゃぶ台返しの一冊、とか後書きに書かれてたけれど、本気でちゃぶ台返しでした2002/07/02
こんこん
1
明かされる過去と、重なる現在と、そして。うぎゃーというところで完結編に続く。2010/06/12