内容説明
罪人として対馬に流された御家人・朽井迅三郎たちは知る。押し寄せようとしている蒙古軍を撃退せねば、命がないということに。中世日本を揺るがす大事件「元寇」を斬新な視点で描く本格歴史大河ロマン、ノベライズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
43
高橋克彦さんの『時宗』の解説の中で、関連本の紹介ということで挙がっていた作品。漫画が原作でアニメにもなってるとか。蒙古襲来の中でも対馬での戦いに焦点を絞っている分、戦術や作戦も詳細に描かれ、戦国時代物の小説みたいなワクワク感を押さえられない。戦闘に次ぐ戦闘、一難去ってまた一難。果たして勝ち目はあるのか?主人公は義経流の使い手。少ない島民らを束ね、圧倒的大軍勢の高句麗・蒙古に挑む日本版『墨攻』だ。2018/09/05
miroku
15
元寇。対馬に押し寄せる蒙古軍。対するは義経流の流人・朽井迅三郎。義経・安徳天皇まで絡む壮大な物語。2019/08/22
HANA
9
元寇話のノベライズ。正直、火薬の登場と神風くらいしか覚えていない状態ではあったけれど結構面白かった。日本のためにというのもありつつ生き残るためにいろいろな戦略を繰り広げての戦いは凄い。改めてどういった戦いだったのか調べてみたくなった。次も気になる。2018/08/15
空木
0
漫画よりキャラの心情がわかりやすかった。朽井が所々朽木になっておりますよ。2020/01/26