内容説明
アメリカ東部、ニューベリーポート。ひとりで新聞を発行する著者トムは、独身の太った中年男だ。ひょんなことから犬を飼い、初めて念願の家族を得る。ミニチュア・シュナウザーのアティカスと登山をはじめると、ふたりともたちまち夢中になった。アティカスはトムを先導し、山頂で悠然と景色を堪能する。山に通ううちに、疎遠だったトムと父親の距離も少しずつ近づいてきた。やがて友人のがんをきっかけにチャリティ登山に挑み、1シーズンで1200メートル以上の冬山、81峰登頂を成し遂げ、多くの寄付を集める。ところが町に戻ると、アティカスの様子が急変した――。アティカスのおかげでどんどん変わる人生。トムは次の一歩を踏み出した。
目次
地図 ホワイト山地の4000フッター
プロローグ
第一部 マックスウェルとアティカス(1.ドアが開くとき
2.「どこへいくときも連れていきなさい」
3.大きな変化
4.ギフト
5.「冬山は死者が出る」
6.子どもたちのために
7.大冒険
8.小さな巨人
9.道を照らす星
10.「信仰心は時おりのもの」
12.アティカスを隠せ
13.アジオコーチフックの不思議な力
14.「五日間の強行軍」
15.「ありがとう」)
第二部 闇を照らす光(16.事態の急変
17.「ひとりにするわけにはいかないんです」
18.アティカスの仲間たち
19.ソウルワーク
20.パンくず
21.フランク・キャプラとディナーを
22.約束)
第三部 元の場所へ(23.新たな冒険
24.すぐそばにある魔法
25.フランコニア山脈の死神
26.父への最後の手紙
27.あの目。あの美しい目
28.ワシントン山
29.別れ
30.胸の痛み
31.散歩という偉大な芸術
32.ペイジ
33.家へ)
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
けろりん
roatsu
アーク
オチョモコ