中国「強国復権」の条件 

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中国「強国復権」の条件 

  • 著者名:柯隆
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 慶應義塾大学出版会(2018/05発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784766425093

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内容説明

アヘン戦争以来“中華”の座を追われた中国は、150年余りを経ていま再び世界の中心へと返り咲こうとしている。新しいシルクロード・ネットワークの構築や国際金融機関の中核を担うなど、覇権回復への旺盛な意欲を世界に向けて発信している
 しかし、その足元は十分に安定的なのか? 国内に残る諸問題をいかに整理し、名実ともに王座奪還を果たすには、何が必要か?
 気鋭の中国人エコノミストが自国の状況を余すところなく解き明かす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしたけ

36
(中国の「一帯一路」構想の真相: 陸と海の新シルクロード経済圏)読了も、読書メーターに該当なく止むを得ず本書に感想を記す。鄧小平理論に則り、外交は国内発展に役立つものでなければならない、と外交は傍観者的立場を貫いてきたが、習近平は転換し「中国をアジアの超大国に戻す」。金は出すが内政に口を出さない方針一部にウケいい一方、中国企業/移民は評判悪い。南シナ海の領海主張の訳は、世界海上交通の1/3を占める海域支配による資源供給路の確保。親米国に包囲された中国の戦略につき各国との関係を精緻分析する本書で理解深まった2021/04/30

おさむ

27
在日歴30年の中国人シンクタンク研究員による中国論。本音でズバズバ書いていて、小気味良い。経済は近代化したが、国民の頭は近代化していない。独立した司法制度よりも明君の誕生を望むことが多い。今の中国を牛耳るのは下放された経験を持つ文革世代で、毛沢東思想によるマインドコントロールから解放されていない。この世代が退場しない限り、中国の政治と社会は民主化しない。政と官が分離されていないため、しばしば国民を巻き込んだ権力闘争が起きる……。350頁超と、ちょっと長すぎるのが難点か。2018/11/29

yo

14
【中国が強国になるためには?】日本の民間シンクタンクで長年研究活動をしてきた中国人による中国論。中国で育った人間が日本で研究した結果の中国論というのは傾聴に値するだろう。中国が今後さらに強くなるために、経済を中心にその現状と課題を論じているが、結局一番大切なのは「自由化」だという。経済の自由化による成長の継続、文化の自由化(言論統制の廃止)による文明力の向上、政治の自由化による民主的で正統性のある社会の実現、みたいな。特に毛沢東と鄧小平の時代の政治経済が詳しく書かれているので勉強になる。2018/10/25

Maki Neji

1
中国出身の著者が現在の中国の状況と今後について分析を行った書籍である。著者が中国出身ということもあり、日本人が書いた中国脅威論や中国衰退論とは一線を画している。著者が述べる強国とは、自由で成熟した文化的に他国から尊敬される国である。今後のリスクは、習近平が再び毛沢東時代の強権国家を目指すことと述べている。一方で、富の再分配や三権分立などが確立され安全に暮らすことができる国になれば、中国は強国として復権すると予測している。その他、中国の実情をフラットな視線で知ることができる良書と言えるだろう。2019/06/16

abs862618

0
日本で30年以上研究を行っているという著者の立ち位置からか、良い面悪い面の両面が書かれており参考になった。話が飛んだり同じ話が重複している箇所もあるように感じられたが、一般読者向けに様々な角度から分かりやすく書かれており理解が進んだ。2019/07/17

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