日本経済新聞出版<br> 百歳人生を生きるヒント

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日本経済新聞出版
百歳人生を生きるヒント

  • 著者名:五木寛之【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 日経BP(2018/05発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532263577

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内容説明

これまで誰も考えもしなかった「百歳人生」という大海を、
海路をもたずに航海しなくてはいけないのです。

経済的に、どうしたら生活できるか。
衰えていく体をどうするか。介護はだれがしてくれるのか。
そこにあるのは、悠々自適の老後という牧歌的な世界ではなく、
あとの50年をどう生きるかという、重苦しい課題なのです。

ここに、これまでの古典や哲学、思想、人生論を
そのまま当てはめることはできません。


そこで本書では、50才から100才への道のり、
古代インドでいう「林住期」から「遊行期」への長い下り道を、
日本人の年代感覚に添って10年ごとにどのように歩くかを、下記のように考えてみました。

五十代の事はじめ――これからはじまる人生を生き抜く覚悟を、心身ともに元気な時期から考えはじめる時期
六十代の再起動――五十代で思い描いた下山を、いよいよ実行する時期。これまでの生き方をリセットする
七十代の黄金期――下山の途中で、突然あらわれる丘のような場所を十分に楽しみ活力を補充する時期
八十代の自分ファースト――社会的しがらみから身を引き、自分の思いに忠実に生きる時期
九十代の妄想期――これまで培った想像力で、時空を超えた楽しみにひたる時期

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsuyoshi

66
人生百年時代の到来が現実的となった昨今において50歳からの50年を10年区切りにどう生きていくか五木さんの提案がなされた本。特に孤独を肯定する記述「自分の居心地さえよければ孤独は悪くない」や茨木のり子さんの詩集「倚りかからず」を取り上げ長く生きた自分の感覚を信じる事が大切だと唱える記述が特に印象に残った。長生きリスクと呼ばれる様々な不安が叫ばれる世の中だが「今日一日を生ききる事」の大切さを改めて思い知らされた。2018/08/23

kanata

23
85歳の五木さんの実感がこもった内容に、帯のような衝撃はなかった。「人生50年」は昭和22年頃で、その時代に産まれた団塊の世代は、あと数年で後期高齢者になる。100歳まで生きるとき、こころはどうあるべきか。古代インドの「学生(がくしょう)期」「家住(かじゅう)期」「林住(りんじゅう)期」「遊行(ゆぎょう)期」の人生四区分はなんと人生30年の頃。/終活が(主に中高年かな?)で流行った時、違和が強くてなにか恐ろしいブームが起きた気がした。自分がしたくなければ終活はしなくてもいいんだよと肩を押された気持ち。2018/02/22

Makoto Yamamoto

15
興味深かったのは 100年生きるとして、前半50年は上り坂、後半50年は下り坂ととらえる。 50歳以降を10年ごとに区切る。 50代下り坂を見据えた事始め 60代再起動 70代黄金期 80代自分ファースト 90代妄想の勧め 70代、80代のとらえ方がいい。私はもう少しで黄金期に入る。 期待しよう! 2018/03/24

ほよじー

11
★★★★人生100年時代。50代から始まる人生後半の下り坂。山登りでは登山より下山が大事であり慎重に。50代は老いの道の事始め。60代は再起動。生活習慣のリセットを。70代は黄金期。50代60代で苦しんだ心身の不調が70代で収まって元気になる人も。80代は自分ファースト。嫌われる勇気を。90代は妄想のすすめ。回想世界に遊ぶ。2020/02/13

じらーるぺるご

10
今回は百歳まで生きることが常識になる世界がやってくるとして のヒントがいっぱいだったと思いました。 惜しまれながら死ぬ、惜しまれて死ぬなんていいうことは 今後若くして死ぬ以外はなくなりますよ。 というい話にはかなり納得。 みんな一人で死んでいく、それが普通の世になりつつあることに気付こうね。 老人となったら自分から一人になること、 家族の負担となり暮らすよりも、 施設のほうがよっぽど幸せに残りの人生を生きれる。 将来のことを憂うよりも今日を精一杯生きる。 2018/03/05

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