出版社内容情報
なぜ下町を歩くと「ほっこり」するのか?2020年の東京オリンピックに向けた再開発の名の下に消えかかっている、戦前から戦後期に建てられた飲食店、商店、商店街、民家など、無名の名建築約100件を、大好評『家づくり解剖図鑑』の著者で、さんぽの達人でもある大島健二氏が徹底ガイド!!下町を歩くと感じる、あのなつかしさのヒミツに迫ります!!
内容説明
東京の下町で建築遺産を再発見。ノスタルジックで美しい商店街、商店、民家、駅、橋など100の建物・町並みをイラスト図解。
目次
銀座線浅草駅出入り口
浅草地下街
居酒屋山之宿
曙湯
お好み焼き染太郎
かっぱ橋道具街
タイガー餃子会館(旧安井商店)
JR総武線浅草橋駅
舟宿小松屋〔ほか〕
著者等紹介
大島健二[オオシマケンジ]
昭和40年神戸生まれ。神戸大学大学院建築学科修了(建築史)。東京の日建設計に勤務し、超高層ビル・官公庁・研究所など担当。平成7年に独立。現在、浅草橋のOCM一級建築士事務所代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
45
東京東部の下町は馴染みがあるだけに行った所、知っているところが多かったのですが、見逃していた所も多数発見。大島さんのイラストがいい味を出していました。行きたいと思いつつ行ってないのが王子。桜の頃の飛鳥山公園しか意識になかったので、音無親水公園・音無橋に嬉しい驚き。小さくて可愛い水門や、アーチ型の橋、そして橋の下が渓谷のようとのコメントがあっては、なんとしても行きたい所ナンバーワンになりました。表、裏表紙もイラストたくさんで、なんと可愛らしい本2022/02/01
とみやん📖
11
早稲田大学教授&府中市美術館館長の薮野健先生の散歩の本が好きで、何冊か愛読しているが、その中で、近代の日本の建物を数多く紹介していて、散歩の楽しさが増えた。今では、街歩きのたびに、“渋い”自分好みの建物があるとついつい写真を撮ってしまう。 さて、この本もそんな趣味の自分の触覚に反応したもの。水彩画の感じと建物への感性がとても魅力的。散歩に出掛ける前にペラペラめくりたい本。2019/05/26
みっふぃー
8
ずっと前に神楽坂の本屋さんで購入。写真じゃなくて絵なのがいい。そしてかわいい。コロナ終わったらあちこち散歩行きたい。2021/09/17
ケン五
5
昭和な建築のスケッチパラパラ見。でも何度も見。何度見ても飽きない。通り沿いの並びの建物もあるけど、角の建物がとても多い。スケッチするには正面よりも角を中心にして左右が見えた方が圧倒的に愉快だからじゃないかな。見てても楽しいし。2019/09/24
su-zu
5
街に現存する古い名建築をめぐる、建築探訪さんぽのガイド本。素敵なスケッチで見どころをつたえているほか、地域の地図もあるので、実際の散歩コースを立てるのにも。スケッチにしたのはその建物の魅力が倍増するからだと思う。実際に言った事のある場所も多いけど、周りの近代化との差が激しくて、がっかりしたこともあったのを思い出しました。絵って、ずるい。2017/06/18