角川文庫<br> フォア・フォーズの素数

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角川文庫
フォア・フォーズの素数

  • 著者名:竹本健治【著者】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • KADOKAWA(2018/05発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041062401

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内容説明

『涙香迷宮』の主役牧場智久の名作『チェス殺人事件』やトリック芸者の『メニエル氏病』など珠玉の13編。『匣の中の失楽』から『涙香迷宮』まで40年。ついに復刊される珠玉の短編集!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花嵐

5
★★★☆☆ 再読。短編集。カレーの話が読みたくなったので再読した。最初は「竹本健治先生の短編にカレーを題材にした話があったはず!読みたい!でもどれに収録されてたか忘れた!」となったが、本棚を漁って短編集を引っ張り出したところ一発で探し当てることができた。その肝心の「白の果ての扉」を読むとやはりカレーが食べたくなる。特にとびきり辛いカレーを。他にも内容を覚えている話は多かったが、「空白のかたち」「銀の砂時計が止まるまで」の悲哀は何度読んでも良かった。2022/06/18

Eri

5
この短編集を楽しむためには、もっと竹本氏の作品を読んでいないといけないのかな?と感じてしまった。 表題作は数字パズルで面白い。CとかPはまだ覚えていたけれど、∑は怪しかったしlogに至っては何だったっけ?と思ってしまった。 最後の3つの作品『チェス殺人事件』『メニエル氏病』『銀の砂時計が止まるまで』が好みでした。2022/02/28

マヌヌ2号

4
好みな話とよく分からんかった話が半々だった。個人的なベストは「銀の砂時計が止まるまで」。「島」でひとり暮らす少年と謎の女性との邂逅が、少年と「島」についてのある秘密を明らかにし、哀切極まりない結末へと向かっていく。終盤の虚無的なモノローグが強烈な余韻を引き起こす、傑作と言って良い短篇だった。表題作も良い。この短篇で扱われるパズルは、読者にとってもフェアでシンプルな問題なので、我々も真剣に読めば語り手の少年の悲劇を追体験できる。これが素晴らしい。「メニエル氏病」もパズラーの良作だと思う。読んで良かったです2019/07/26

ひょろ

3
竹本氏の描く少年が好きだ。とてもとても純粋で、現実にはいなさそうで。2019/03/02

Riko

2
図書館で借りた2023/02/27

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