内容説明
千葉県房総半島の漁師町。「キリストさん」と呼ばれる古紙回収業の男は、町の人々に親しまれていた。2人の少年は、その男に「神」を見た。一方、新興宗教の頸木から逃れ、「地獄」を見てきた幼い兄妹。この4人が交わったとき、悲劇は起きた。そして、17年後、4人はそれぞれの形で「真実」と向かい合うことになる――。現代社会の歪みを人間を通して描いた、魂の一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
007
12
思ってたより面白かった。途中から展開が面白くて読みやすく読み応えもあり。2016/07/17
なつ
11
なんかこうやりきれない。私にはグロい箇所もあったため、そこはちょっと読み飛ばしてしまった。終始、雰囲気は重い。2019/10/03
Pil
7
数奇な運命に翻弄され育った兄妹。そして彼らと郷里を共にした二人の男達が絡んだ四人の人生潭。本作には宗教団体が大きく絡むが作中にこんなくだりが。「ひとりの人間が妄想に取り憑かれるとそれは精神異常。しかし多くの人が妄想に取り憑かれるとそれは宗教である」と。言い得て妙とは言わないまでもどこか納得。2021/12/23
chikara
7
基本暗い。少し途中で結末が予想出来たが、価値あります!罪と罰が色んな角度から攻めて来ます。2012/11/30
terukravitz
5
★★★★☆2021/01/07
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