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内容説明
経済社会学分野におけるソーシャル・ネットワーク分析の成果を踏まえた統合的な概念により，多様なステイクホルダー間の関係性のダイナミクスを捉えて，ソーシャル・イノベーションの生まれるメカニズムを模索する。経営戦略論に新たな発想を提供する斬新な書。
目次
序 章 ソーシャル・ネットワークと戦略マネジメント
第１章 ソーシャル・ネットワークのデザイン戦略──新たな知の潮流へ
第２章 ソーシャル・イノベーションと戦略思考
第３章 戦略論からネットワークによるソーシャル・イノベーションへ
第４章 ネットワーク分析の基本概念と戦略マネジメントへの応用
第５章 市場とネットワーク──競争から協調による価値の安定化へ
第６章 ソーシャル・ネットワークとクリエイティビティ
第７章 社会学理論とコミュニケーション再考
第８章 ネットワークと文化──構造と内容
終 章 戦略的プラグマティズムへの指向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
センケイ (線形)
3
数理的な側面から興味があったネットワーク理論が、社会学の質的方法の歴史や、組織論などとも織り交ぜられて展開されるところに興奮させられる。もちろん、次数の近い人々が同値的に動き商品や習慣を広めていく数理的な研究についても記述があり、その議論の幅広さに驚かされる。切り口の紹介だけで具体的な研究結果がないところが多少あるのが歯がゆくはあったが、自分が別々に持ってた様々な興味同士の結びつきを終始感じられる点には、結構な希望が持てた。2018/03/31
