階段を駆け上がる

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階段を駆け上がる

  • 著者名:片岡義男【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 左右社(2018/05発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784903500355

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内容説明

現実から一歩だけ遠のくと、
そこには物語の時間がはかなく美しく流れる。
ほんの一歩、それが小説。
主人公たちはあらゆる人生を越えている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

21
市立富良野図書館から借りた一冊。かつて、片岡義男の作品は、『スローなブギにしてくれ』をはじめ、特に角川文庫から大量に出ていた。タイトルや表紙カバー写真もカッコ良くて、「いずれ本棚に並べ、順番に読み進めよう」などと考え、ひたすら買い揃えた時期がある。もう20年以上も前のことになる。ちょうどその頃から、転勤が頻繁になってしまい、せっかく買い揃えた文庫本たちは、ほとんど読まれることもなく、引っ越し荷物として段ボール箱に収納されたまま、現在に至っている。本書を読みながら、うっかりそんなことに気が付いてしまった。2020/01/31

オーロラ

4
あとがきに、作品の要とした素材について書かれているので創作の裏側も愉しみつつ読むことができた。好きな本は大抵人に薦めるけど片岡義男は勧めない。共感してくれる人が見当たらないことと、作品が私に与える充足感が非常に高いから。自分の中で完結してしまう。読書の醍醐味というのでしょうか。もちろんこの本もそのうちの1冊。2010/07/18

新井徹

3
「以前となんら変わらない。そして、いまのほうが、ずっといい」これは本書の一篇「雨降りのミロンガ」の主人公の言葉。そして、片岡義男に対する僕の思いがまさにそう。むかし、角川のメディアミックスでクローズアップされた頃より、この10年くらいの作品のほうが、ずっといい。僕にとっては必ず新作に目を通したい作家。特に今回の短篇集はよかったです。2011/08/13

淺野 昌規

3
いやはや、大変な小説です。偉大だ、片岡義男は。2011/04/25

最終バック九番手

3
ここ数年の新作と同じく作家を目指す人へ向けて短編の書き方の実例を示しながら多くの激励と少しの叱咤を送っている短編集…あとがきを作者の自慢話と思うかそれとも先達の貴重なアドバイスと思えるか…片岡義男アレルギーが発症する気配が全く見えない自分はなんと幸運なことか…第1刷発行:2010年7月30日…本体2200円2010/12/03

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