内容説明
ロシア、中国、日本──壮大なスケールで繰り広げられる日米麻薬潜入捜査官の激烈な戦い。ノンストップアクション、大沢在昌の最高峰ハードボイルド巨篇!
チャイナホワイトとは中国を経由して香港からアメリカへ持ち込まれるヘロインのことだ。一九九七年、世界最大のヘロイン輸出ターミナル香港は各国の犯罪組織が盤踞する一大拠点だった。ロシアマフィア、蛇頭、日本の広域暴力団、そして、麻薬ビジネスを新たに牛耳ろうとする謎の男“ホワイトタイガー”……。激変する麻薬組織の勢力図の中で、台湾ルートを追っていた麻薬取締官三崎は何者かに襲われ拉致された!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーさん
12
久しぶりにガッツリとしたハードボイルドを。大沢作品の中では最長の長編だそうです。 ヘロインの密輸を巡り日本・中国・ロシア・北朝鮮・アメリカの黒社会の暗躍。ヘロイン密輸ルートを牛耳ろうとする「ホワイトタイガー」を追う日米の麻薬取締官たち。 なかなか麻薬の流通事情や裏社会の関係など少々ややっこしくページを行ったり来たりしましたが文句なしに面白いです。訳あって潜入捜査官に成らざるおえなかった三崎の覚悟。何としても麻薬犯罪を食い止めたいDEA捜査官のベリコフ。二人の捜査官の共闘で上巻は終了。下巻に続きます。2017/08/21
ねぎまぐろ
2
★★2017/12/09
DK
2
下巻への期待が膨らむ上巻でした。導入の部分では、登場人物に中国人、アメリカ人、ロシア人と出てきてなかなか把握できない部分があったが、三崎とベリコフが繋がってからの展開は一段ギアが上がった感じ。ホワイトタイガーの正体は、、、2016/07/07