内容説明
職業、保安官。41歳の元刑事が、孤島の島で遭遇した事件とは。柴田錬三郎賞受賞作!
東京から七百キロ、小笠原の先にある一見平和でのどかな南の楽園・青國島。その島に、一人の男がやってきた。高州康彦、41歳、元刑事。彼の仕事は“保安官”。司法機関のないこの島での治安維持が任務だ。都会での生活に疲れ、妻とも離婚し、平穏な暮らしを求めてやってきた。そんな高州の願いは、一人の老人の死によって打ち破られた。泥酔して海に転落した草引の死に疑問を抱く高州。島特有のしきたり、排他的な島の人々……さまざまなものが捜査の行方を阻む。第十七回柴田錬三郎賞受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
007
15
東京から遠く離れた島へ派遣された元刑事が、事件にあう…。途中までのんびり進んでいたが途中事件が起きたあたりから面白くなってきた。次巻へ。2014/12/09
タカシ
11
東京から数百キロの島の保安官となった元刑事高洲、就任早々に事件が発生し…。上巻は話が長いです。島の謎もそれほどミステリアスではなく下巻でどうなるのか。新たな展開に期待します。2017/12/12
たかちー
4
離島に赴任した保安官(元刑事)が捜査する話。単独捜査という意味では新宿鮫に似てるかも。閉鎖的な土地柄なのと、深い事情がありそうな島の過去のために思うように捜査が進まない。刑事を辞めた契機となった上司が島に来たり、元妻も電話だけだが登場したりと、下巻で色々起こりそう。2012/03/16
よう
4
あっさり押さえた文体が読みやすい。いろんな要素のある小説。もちろん、離島で起こる不可解な事件、なにか暗い秘密のありそうな住民たち、殺人事件に謎の別荘!というと想像するとおり、昔ながらの本格ミステリーな雰囲気もちょっとあり、主人公は退職警官で民間人だけど、都会派警察小説のような雰囲気もある。2010/10/14
sachi
3
日本の離れ小島にやって来た、元警察官が、離島に保安官として着任。殺人事件が起こる、何だか麻薬や銃の影もチラホラという設定。事件が起こるまでの、助走が長すぎて、、、更に、麻薬や銃の絡みが出てくるまで、しびれが切れそうな前置き物語、、1冊目で、やっと此れだけ、まだ起承転結の承?という感じです。やれやれ。2017/02/03
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