内容説明
「共感・伝える力」の見事さにおいて、いまマツコ・デラックスを超えるタレントがいるだろうか? 「食べる」「装う」「懐かしむ」……『中居正広という生き方』が話題になった気鋭の社会学者が、マツコを象徴する「動詞」に着目し、その唯一無二の魅力に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
6
まず本のデザインが図抜けていい。タレント本にもかかわらず社会学の棚に置いてあってもおかしくない。あれほどの異形がお茶の間に現れた時点で誰もが腰を抜かすに違いないはずなのに、気づけば私たちは驚くほどマツコを自然に受け入れてしまっている。なので本書で改めて木村拓哉と同じ高校に通っていた団塊ジュニア世代と聞かされ二度びっくり。社会学者が個の人格を主題に一冊本が書けてしまうというのも考えてみれば恐ろしい話で、著者はそのくせ今年東大出版会から出た編著にTVの素人の扱いについて平気な顔で論文を書いていたりするのだ。2018/04/26
nonicchi
5
図書館本。楽しみに待って読みましたが、マツコフリーク(?)の私にとっては、既知の内容がほととんど。楽しく読めましたが、食い足りなかった。マツコが絶大な影響を受けたであろう母親について、もう少し踏み込んでほしかった。2年前に亡くなり、女性誌にすっぱ抜かれるまで公にされなかった「マツコの最も愛する人」。マツコが一切語らないあたり、マツコの哀しみの深さを思い知らされるのだが…。2018/04/18
チョコモカ
3
本の装丁がとても魅力的で、どんなマツコの素敵な話が書かれているのかと期待がふくらんだが・・・社会学者の方の解説は余り魅力的では無かった。2020/04/02
みにころ
2
今じゃいつでもどこでも誰もが知る存在のマツコさん。その存在やスタンスをエピソードを交えて社会学者が論ずる。私たちがなぜ彼女を歓迎するのか、が見えてきた。自分の存在、性癖を受け入れて生き様を晒す覚悟。人はどんな風に堕ちて生きても、それが己であるなら、露悪的という意味ではなく隠さず存在できる強さ、客観出来る理性。カッコいいと感じるわ。2019/06/20
らむね
1
マツコの存在を哲学的に説いた本。今では少し落ち着いたけど一時期のマツコは凄かったよねえ2025/01/30
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